発見されたサリエリの自筆譜149曲について

私のアンテナの感度はまだまだ低いな!と思い、反省し、もっと自分は出来る、と思ったのでした。アントニオ・サリエリの自筆譜なんと全4巻149曲が、一気にドンと発見されて関係者たちが大興奮していたなんて、今日の今日まで知りませんでした。

サリエリとは誰か。イタリア人です。ウィーンの音楽界のドンでした(おっと)。モーツァルトを、殺しちゃたー!!と叫んで有名になりました(映画《アマデウス》のせりふです本当は殺していませんあしからず)。映画ではやたら無能扱いされるサリエリでしたが本当はめちゃくちゃ有能な作曲家でした。ベートーヴェンやシューベルトやリストもサリエリから惜しみなく教えて貰っていたのですよ。レモネードもおごって貰ってたんだぜ?

パイセンありがてえ。

そんなサリエリが晩年に書いたといわれる149曲の作品集は、存在していたことは遺言からわかっていたものの、行方が判らなくなっていた。見つかった楽譜は赤い皮で装丁されていて、4冊に分かれていて、驚くほど保存状態がよかった。欠落、染み、折れなどもなく、極めて大切に保管されていたということがわかるのだそうです。149曲の多くは別の写本などから知られていたが、まったく知られていなかった曲も含まれているという。149曲とはいうものの、多くは友人たちとの集まりで歌うための声楽曲で、数十秒程度の曲が多く、最長でも4分程度。

みんなで集まったときにその場で歌うための曲、とかそういう感じだったらしく、ある証言によれば、郊外にピクニックかなんかに行っていたとき、誰かが踊りたいといったものの楽器がなかったため、サリエリがメヌエットをぱぱっと書いて歌って、それにあわせて踊るというようなこともあったのだとか。まさしく、普段の、お気楽なサリエリの姿がここにあります。

特に研究者を興奮させたのは1809年5月11日午前7時、と書かれたカノンで、これはなんとナポレオンによるウィーン包囲、砲撃の時間と一致する!ということだそうです。サリエリは同じ日に「我らに平和を与えたまえ」というミサ曲も完成させていて、戦争への嘆き、平和への願いが感じとられる、とのことでした。

なんとすでにその149曲が一冊の楽譜になってここで販売されているので、ぜひサリエリに浸ってください。44.80ユーロは安いと思いますよ。

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