2023年1月– date –
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ドヴォルザークの一時間のピアノの秘曲
いやー、本当に自分の知っていることっていうのは少ない、と思いますよね。 ドヴォルザークの壮年期にこんな巨大なピアノ作品集があったなんて知らなかったなあ。1時間近くかかる、13曲からなる「Poetical Tone Pictures op. 85」。詩のような、音で描いた... -
2023年のナンバーワン・コンサートが決定
待て待て、まだ1月やぞ、と思われるかもしれませんけれど、今年、世界各地で行われるクラシック音楽のコンサート、そのナンバーワンがもう決まったようなもんだと思うんですよね。名前もワンだし。どうしても絶対的1番はいやだっていうなら、ベスト3ぐらい... -
ミュンヘン・フィルの次期首席指揮者、ラハフ・シャニに
号外号外、ゴーガイ!! ロシアの戦争にともなってゲルギエフはミュンヘン・フィルの首席指揮者の職を追われることとなり、ミュンヘンのポストは誰が継ぐのか?ということが密やかな、あるいはおおっぴらな話題になっていました。 ゲルギエフの退任劇があ... -
フィラデルフィア管弦楽団はリサイタルをもっと開催する
昨日のミネソタの話題はちょっと明るい話でしたけれど、 https://officeyamane.net/minnesota-shrinks-the-loss/ ヤニク・ネゼ=セガン率いるフィラデルフィア管弦楽団の場合はもう少しチャレンジ精神が必要かも知れない。昨年は64パーセントの収容率だっ... -
ミネソタ管弦楽団の損失は10分の1に大幅縮小
アメリカのミネソタ管弦楽団の2022年の収支が公表されて、2021年よりも大幅に改善されたという話。その大きな理由は、観客が戻ってきたから。 https://www.twincities.com/2023/01/25/minnesota-orchestra-announces-fy-2022-results/ 明るい話は大好きで... -
老いてなおますます盛ん
ジョン・ウィリアムズはいま90歳。 90歳でアカデミー賞のノミネートを受けたのは史上最高齢なのだそうです。驚きです。確かに、ジョン・ウィリアムズはすごい高齢だがまだまだご活躍というイメージがあるのですけれども、これまでアカデミー賞にノミネート... -
生音信仰は終わりにしないか
クラシック音楽は生の音、つまりマイクとスピーカーを通さずに演奏するのが当たり前、というのがまあいわば一種の業界の常識というか、皆様の共通の見解だったりもするわけです。 なぜなら、ロックやポップスなどとは比べものにならないほどの小さい音な瞬... -
パリ国立オペラが歴史上初となるオークションを開催
サザビーズで1月30日に開催されるオークションは、はじめてのおつかい、であります。どういうことかというと、パリ国立オペラのためになされる、史上初めてのオークションなのであります。33もの高級品がオークションにかけられる。会場はオペラガルニエの... -
ガーディナーがリスト音楽院より名誉博士号を授与される
サー・ジョン・エリオット・ガーディナーが最後に日本に来たのは一体いつのことでしょうか。日本にはなかなか来ない。近々韓国あたりにお越しになるんではないか、みたいな噂は聞いているのですけれども、海を挟んだ隣国ジャパンへは来てくれないんけ。 そ... -
吉田志門テノール・リサイタルありがとうございました
昨日は土曜日の夜にご来場頂きました皆様、ありがとうございました。山根悟郎です。完売、満席ありがとうございました。 会社を立ち上げて初めてのコンサートが完売しまして、とてもとても(×無限倍)嬉しいことです。多くの皆様にご来場頂きまして感謝し... -
スカラ座のストリーミングサービス、スカラTV
ためしにスカラ座、でググると映画館とかそういうのが上の方に出てきますけれども、クラシック音楽の世界では超絶有名な歌劇場なんすよ。“ラ・スカラ”、すなわち「ザ・スカラ」ちゅう意味で、スカラというのは「階段」とか「はしご」とかそういう意味があ... -
イングリッシュ・ナショナル・オペラに助成金が復活
助成金100%カットという衝撃的なニュースがエゲレスのオペラ界隈に衝撃を衝撃して衝撃となったのは昨年11月のことでありました。イングリッシュ・ナショナル・オペラに対する衝撃の0査定。これを衝撃と呼ばず、何が衝撃なのか。 https://officeyamane.net/...