ベルリン・フィルの首席トロンボーンが交代へ

読み方が解らないな、と思ったんです。ごめんなさい。でもみなさん当惑しませんか、Jonathonなんですよ。Jonathanじゃなくて。いろいろあるんだろうなって思いましたけれど、たぶんジョナサン、と書いていいんだと思います。間違っていても許してつかあさい。

ジョナサン・ラムジー。オージーです。その昔、オージービーフっていうのがはやりましたけれど、それはつまり何かというと、オーストラリアの出身ということです。ジョナサン・ラムジーは南半球、シドニーからやってきた爆裂トロンボーン奏者。1994年生まれなんで今年で29歳ですね。若い。うらやましい。

https://www.wfimc.org/artists/jonathon-ramsay

ベルリン・フィルのユースチームというかいわゆる養成機関のカラヤン・アカデミーで2018年からオラフ・オット(首席トロンボーン奏者)に学び、2020年からマーラー室内管、2022年4月からミュンヘン・フィルの首席奏者として活躍していた人物です。そして昨年開催されたミュンヘン国際コンクールでは惜しくも2位だったが、このたび銀河系スター集団ベルリン・フィルの首席トロンボーン奏者オーディションに合格し、晴れて試用期間に突入するということであります。そう、合格したからといってすぐに正式メンバーになれるわけではないのです。試用期間中にうまくいかんじゃった、っていうこともあり得ますから。まあでも、大丈夫っしょ。大丈夫の根拠は?って言われたら、ありませんけれど、うん、なんとなく。

https://www.berliner-philharmoniker.de/en/news/detail/jonathon-ramsay-gewinnt-probespiel-fuer-die-stelle-der-soloposaune/

いやミュンヘン・フィルだって最高クラスのオケですが、やっぱりベルリン・フィルという言葉の誘惑には勝てませんか。勝てませんね。学び舎でもありますしね。首席のポジション得て1年経たずにベルリンに行っちゃうとかね、、、ミュンヘンの方々からしてみたら「なんなの」とか思っちゃいますよねきっと。でもこればっかりはしょうがないっすよね。しょうがないで片付けていいのかどうかはあれですけれど、しょうがない。たぶん。なんとなく。

ベルリンでラムジーは今年の夏引退するゲスリング大先生の後任となるのであります!!

いやあ、その昔クリストハルト・ゲスリング大先生とはツアーで一度だけご一緒させていただきました。つくばノバホールとか行ったよね。遠い思い出だ。そう、実に、、、そうね、実にスライドしていたとだけ申し上げたい(当たり前や)。そんなゲスリング大先生の後任なのだからプレッシャーもバチくそかかると思いますけれど、ぜひ大先生を超えて、ラムジー大先生と呼ばれる日がいつか来ることをお祈りいたします。

その日はきっと来る。

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