死せる孔明、生ける仲達を走らす

あまり話題にならないけど(なってるかもしれないけど)、カナダ出身の伝説のピアニスト、グレン・グールドは今年生誕90年であり没後40年なんですよね。1932年うまれ、1982年死去。享年はちょうど50でした。なぜか外務省のウェブサイトにグレン・グールドのページがあるんですよ。なぜ?それだけインパクトのある人物だったってことですよ。グールド大好きな職員がいたんでしょうなあ。

49という数字は足すと13になるから不吉で、ご本人それをめちゃくちゃ気にしていまして、いやだわいやだわいやだわ(宜保愛子風に)と思っていたところ、ホッ、無事に50歳に到達できた、その直後にお亡くなりになっているんですよね確か。そういう話を読んで感銘を受けていた高校生の私が懐かしいようだ。もう高校生なんて過去の過去の時代だなあと思っています。

昨日思い出していたのですが、髪の毛がサラッサラの数学の男の先生がいて、松田先生っていうんですけど、「ヴィダルサスーン」っていうあだ名がついていました。ああ懐かしい。

グレン・グールド。生誕100年であり没後50年である2032年は大々的に回顧展がトロント始め世界各国で行われることは間違いございませんでしょう。グールドに捧げたバッハのコンサートも行われることでありましょう。

それにしても世の中にはいろいろな賞があって、賞を受賞している人たちがいるんですけど、そういうのをたくさん眺めていますと、賞って何なんだろう、とつい不思議に思ってしまうのです。同じような人が世界中で違う賞を授与されているんでは。そんな気が、ふとした時に思われてしまうんですよね。

不肖私のところにも「今年も何々賞の選定の時期となりました。ふさわしいと思う方の名前を書いて返信してちょ」みたいな封書が来たことがありますけれど、これってなんか今年はこの人、次はこの人、みたいに持ち回りになっているのでは?義務で出している、無理矢理感があったりしないか?定期的に賞を出すことの意味とは?と若干ならず不思議な感覚にとらわれたりもする。いや、もちろん賞はガンガン出して欲しい、お金を音楽家に回して欲しいとも思っておりますのでどうぞご心配なきよう(誰も心配していない)。

1983年、グールドの没後の翌年に作られたグレン・グールド財団が提供しているグレン・グールド賞(2年に1度)、今年はグスターヴォ・ドゥダメルが受賞。賞金は10万カナダドル(1040万円ぐらい)。1993年からは若手アーティストのためのプロテジェ賞というものも創設されている。プロテジェ賞は、この賞を受賞したドゥダメルが今年の年末に選出する予定。

ドゥダメルは2008年にこのプロテジェ賞を受賞しており、本賞っていうのですか、メインの賞の方と両方を受賞した史上初の人物となりました。

めでたい。でもやっぱりちょっと不思議な気分になったものだよ。

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