ボストン交響楽団、史上初のストライキの可能性

ボストン交響楽団は今年春からずっと揺れ動いていますね。音楽監督のアンドリス・ネルソンスの突然の退任発表から、大揺れに揺れている。ネルソンスの演奏は退屈だとか勉強不足とかいう声もあれば、素晴らしいという声もあって、果たしてどちらが正しいのか。おそらくどちらも正しいのだろう、どちらかだけが一方的に間違っているということもないのだろうとは、曖昧に思いますけれど、事実はそう簡単に白黒はっきり付けられるものでもありませんし、誰もが満足するということもなかなかないですから、まあまあまあ、ドウドウドウ、とやっていく。ドナドナドーナードオナー。

日本ではあまり、殊に近年ではストライキという言葉は滅多に目にしません。皆様の周りでストライキがあったという方どれだけ居られますでしょうか。日本人の気質として、他人に迷惑をかけてはいけない、というような感覚を持つ人も多く、ストライキというもの自体が日本ではなかなか受け入れられないというか、我を通そうとしてはいかん、という雰囲気もあるからでしょう。

とはいえ、誰だって好んでストライキをやろうというわけでもありません。ボストン交響楽団の団員も、全会一致でストライキを承認したものの(決定ではなくて承認なので、ストライキやむなし、必要ならせないかんな、という感じ?)、いま48時間の延長期間が設けられ、交渉が続行中であると考えられます。

ストライキというと給料上げろ!である場合も多いですが、今回は音楽監督やプログラミングに関して、つまり芸術面での意志決定にもっと関わる権利を要求しているということのようですね。経営陣に対する不信もあるようです。

ネルソンスは団員の多くから強く支持されている、ということですね。素晴らしいことだと思います。このあと果たしてどういう方向に進んで行くのだろうか、まさか退任の撤回とかもありうるのか、などとも思いますけれど、決まった事はなかなか覆らないと思いますし、ぐらぐらするのは経営陣としても望むことではないでしょうし、今後はもっとよく話し合ってから決めようぜ、みたいなところが落とし所でしょうか?

ではボストン交響楽団の次期音楽監督はいったい誰に?

それは神のみぞ知る(まさか!)。

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