やりたい放題、行き当たりばったり、一族のインサイダー取引、いろいろな表現で語られるトランプ政権かと存じます。
それなのにドルは高いままだ!どうしてどうして!!下がってお願いドル!!もっと下がるドル!
そしてここに、トランプ政権はあらたに金管楽器は安全保障上の脅威であると事実上宣言。いや、正確には金管楽器と名指しをしているわけではなくて、アルミニウム、鉄鋼、銅の輸入に関して「よろしくない」と仰ったわけです。このような金属を輸入にたよっているとアメリカの製材の需要が減少し、国内生産量が減る、すると国の緊急事態発生時に重要な物質の共有が不足する可能性がある、という。これに伴って金管楽器あるいはその部品や付属品に25%の関税が課される可能性が出てきたというわけです。
これまでもすでに輸入楽器に課される関税は上昇して16.6%になっていて、2024年から見て3倍の高さになっている。これによって楽器購入量が減少していると。金管楽器はなんと昨年比27%減少しているとのことで、4分の3も減っていて、めちゃくちゃインパクトが大きいですね。
これがさらに関税があがり値段が上昇するとさらに悲惨なことになることが想像されます。例として中国製のフレンチホルンは500ドル、アメリカ産のフレンチホルンは5000ドルすると書かれていて、さすがにこれは本当かな?いくらなんでもアメリカ製高すぎないかと思って調べたところ、5000ドルはプロ用のフレンチホルンの相場のようです。それは値段も違って当然。でもそもそもアメリカ製のビギナー向けのフレンチホルンはあまり売ってなくて、探しても2500ドルぐらいはするということだそうです。なので10倍はちょっと盛ってますが、それでも5倍は違うということですからこの差はでかい。そんな値段違うならそらみんな中国製を買いますよね(ちなみにトッププロ用の楽器は1万ドル近くすることもあります)。2500ドルもしたら気軽に買えませんもん。
そしてこの500ドルの中国製のフレンチホルン、現在でも関税により600ドル程度で販売されているところ、関税が25%になると一体どれだけになるのか。もちろん小売業者がいわゆる企業努力で関税部分を吸収するかもしれませんが、普通に計算すると原価というか500に25%を上乗せすると625ドルになっちゃいますね。
そうすると、楽器をやってみようかなと思う人の数も当然減る。
音楽業界の未来は、若い人たちがどれだけ関わってくれるかにかかっているので、この関税が現実になると、本当にゆゆしき問題かと思います。


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