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クラシック音楽に足りないのは(求められるのは)ワクワク感である
何を言うてんのや、と言われるかもしれません。クラシック音楽は静かに座って聴くもので、派手にワーキャーと騒ぐようなものではない!不謹慎だ!という声も聞こえてくるようだ。 でも待って。じゃあみなさんは何を求めてコンサートに行くのですか。非日常... -
アナトール・ウゴルスキ死す
アナトール・ウゴルスキがきのう、長く住んだドイツのデトモルトで亡くなったそうです。80歳。 EXZENTRIKER AM KLAVIER -BRhttps://www.br-klassik.de/aktuell/news-kritik/pianist-anatol-ugorski-gestorben-100.html 若い世代の人にとっては「ウゴルスキ... -
昨日からバズりまくっている動画(iPadが演奏中にフリーズ)でピアノを弾いている本人にお話を聞いてみた
iPadを使って演奏していて演奏中にiPadがフリーズしたら・・・そんな恐怖なイベントについて考えたことのある方はどのくらいおられますでしょうか。 「そんなことないだろう」と思いながら、というかむしろそんな事態について思いを馳せることなく皆さんガ... -
クラシック音楽とグッズ販売
グッズというのはロックやポップスのコンサートでは生命線というか、とても大切な収益の一つなのだそうです。グッズがバカスカ売れることでむしろ黒字になるみたいな部分もあるのだとか。 私はそれを見て常々、クラシック音楽でもグッズ販売が展開できない... -
ジョルディ・サヴァール横浜公演「完売」のお知らせ
皆様おはようございます。新しい朝が来ました。希望の、朝が。それいち、に、さん。 希望という言葉は本当に大切なことなのだと思います。希望があれば何でもとは言わないが、かなり多くのことが出来る。意思の力、あると思います、あまり精神的な人間では... -
ザルツブルク音楽祭が閉幕。入場率は98.5%という驚異的な記録
私もいたんやわ。今年の夏ザルツブルクに。私が行ったのはもう3週間も前のことでした。なんてこった。早すぎやしないか。もう3週間もたったなんて。 何をしにザルツブルクに行ったかって?そりゃあもちろんザルツブルク音楽祭に行くためさ! ・・・と言え... -
浦和レッズの暴力行為、指揮者の暴力行為
浦和レッズのサポーターは昔から過激だということで知られていましたが、度を超した暴力騒ぎによって無期限入場禁止の処分が下されました。そして今朝、イギリスの老大家、指揮者サー・エリオット・ガーディナーが先日フランスで起こした暴力事件(舞台袖... -
夏休みが終わる
私の夏休みではなく、子供たちの夏休みが終わりました。私自身には夏休みという言葉がなくて、まとまった休みをとることがなく、まだらに、なんとなく仕事を離れる数時間ずつがあっただけだったかなと思っています。自分が子供だった頃はどんな夏休みを送... -
オーケストラのコンサートが聴きたい人の割合:84%
ロンドンのオーケストラの調査によると84%がオーケストラを聴きたいと思っているそうです。ソースはロイヤル・フィル。 ロイヤル・フィルは毎年いろいろ調査をしていて、そしてそれを公表していてとても面白い。この調査は純粋に調査のためにやっているの... -
バイロイトで今夏「指輪」全曲を指揮していたピエタリ・インキネンのインタビューを読む
オペラワイヤーに、今年バイロイトで「指輪」全曲を指揮するという栄冠を得たピエタリ・インキネンのインタビューが掲載されています(8月26日に終えたばかり。なおインキネンのバイロイトそのものへのデビューは2021年の《ワルキューレ》)。 全文は以下... -
クラシック音楽のチケットの売れ方はコロナ後どう変化しているか
クラシック音楽は凋落しているのか、クラシック音楽への関心は低下する一方なのでしょうか。昨日お伝えしたミュンヘン国際コンクールの予算大幅カットのニュースなどを読むと、やはり考えざるを得ません。メジャーと呼ばれたものを含めてクラシック音楽の... -
ドイツ最大のクラシック音楽コンクール、ミュンヘン国際が存続の危機
存続の危機、とまでは行かないかもしれませんが、少なくともこれまで通りにはいかないだろう、という話です。 ドイツのミュンヘンで70年以上にわたり行われてきて、今年も間もなく開催となるドイツ最大のクラシック音楽コンクール、それがARD音楽コンクー...