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28歳のワーグナーが「さまよえるオランダ人」を書いたパリ近郊の家、ただいま販売中
リヒャルト・ワーグナーの住んだ家だと一口に言っても、ほなどこなんそれ?っていう話になりますよね。 ドレスデンにいたり、バイロイトにいたり、リガにいたり、ロンドンにいたり、まあテンテンとしてらっしゃる。それは売れない音楽家の定めというもので... -
エリザベート国際コンクールファイナルに活動家現る
抗議したければ告解へ、いや、国会へ行け、であります。しかし欧米のクラシック音楽のコンサート、オペラ、その他で時々活動家が現れている、というのは読んで知っていましたが、まさか現場で目撃することになるとは思わなかったなあ、です。 エリザベート... -
ビルギット・ニルソン賞2025はエクサン・プロヴァンス音楽祭へ。賞金100万ドル
クラシック音楽ってなかなかお金の話にはならないことも多いのですが、お金は大事ですからね。このブログではお金の話もけっこうしていますけれど、それというのも、われながらゲスいな、ゲヘヘヘヘ、なのではなくて(いや、そういうのがゼロだとはいいま... -
ボルドー国際はOpus13が優勝(ウィグモアホール国際に続く2連勝)
ボルドー国際、ウィグモアホール国際と並んだ瞬間に弦楽四重奏のためのコンクールであるということがわかるあなたは素晴らしいツウですね。そう、コンクールはありとあらゆるジャンルで行われていて、弦楽四重奏だってあるんだぞ。知らなかったら坊は泣い... -
ワシントン・パフォーミング・アーツは来シーズン、ケネディ・センターを使用しない
日本では米騒動がなかなか大変なままになっておりまして、我が家でもパスタ、パンその他の割合が増えているように感じておりますけれど、アメリカも大変そうでありまして、関税がなんたらとか、留学生の立場が危ういとか、いろいろ困った事が起こっており... -
シベリウス国際はただいま2次予選が進行中
クラシック音楽において、若者の登竜門というか、キャリアのブースターでありますコンクール。コンクールによって名前が世に出るというのが、若者たちにとって大きなチャンスの一つであることはいまも変わらぬ点でございましょう。 このコンクールというも... -
第15回ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン製作コンクールの結果は
ヴィエニャフスキ、と躊躇なく書ける人はすごいと思う。ヴィニャフスキだっけ?と必ず迷う私は永遠に初心者だ。ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリンコンクールと言えば、若きヴァイオリニストのための登竜門。いろいろなスターがここから出ていますね。 だが... -
訃報:オーマンディが抜擢したフィラデルフィア管弦楽団の元首席ファゴット奏者、100歳
ニューヨーク出身のバーナード・ガーフィールドさんは、1942年に音楽高校を卒業すると陸軍に入隊。あまりの才能からあちこちの軍楽隊の監督たちからひっぱりだこ。その才能によって、軍隊ではライフルではなくファゴットを手にすることが出来た。終戦後除... -
あなたの知らない楽器、アルプホルンについて知っておいて損のないこと
アルプホルン、アルペンホルン、そういった名前の楽器がございます。我々がイメージするところの「スイスのながーい楽器」ですね。3.5mとかそれ以上あることもあるのだとか。ホルンという名称がついているとおり、種別では(多分)ホルンにわけられまして... -
チャールズ・ブルックスが撮影する楽器写真コレクションがビューティフル
人間は美しいものに心を惹かれるものです。美。だが美の定義は曖昧で、適当で、時代や場所によって異なる。そう、ドラえもんがミーちゃんに惹かれるように、のび太がしずかちゃんを愛してやまないように!! では音楽関係者は楽器には興味がないのん?まあ... -
ユーロヴィジョン・ソング・コンテスト2025の勝者は、ウィーン国立歌劇場でも歌った24歳のカウンターテナー、JJ。
バーゼルからのゲストをお迎えしております。昨日、愛・地球博記念公園にゲスト出演したホルンロー・モダン・アルプホルン・カルテットであります。 アルプホルン(アルペンホルン)ってほら、あの長~い楽器ですね。スイスの楽器。伝統的な楽器かと思いき... -
ロンドンの運河で愉しむピアノ・クルーズ「ザ・ピアノ・ボート」が運航を再開
ピアノ、スタインウェイAを積んだ遊覧船(日本でいうところの屋形船のような地を這うような形をしたボート)が運航を再開しますでー、というニュースを目にしまして、なんやなんや、と思ってドヤドヤとみてきました。 しかも日本人のピアニスト田山正之(...