ラ・ラ・ランドのコンサートで客席にいた学生が初見でキーボードを演奏しコンサートを救う

タイトルを書いていて、どういうこと、と思いましたが、本当に、どういうこと?ですね。そういうことです。オーストラリアのシドニーにて、ミュージカル映画「ラ・ラ・ランド」のライブ演奏付き上演会で休憩時間が長引き、おやおやと思っていたところ、作曲者であるジャスティン・ハーウィッツが舞台上に現れて、「初見がすごく得意な人はいませんか」という問いかけ。演奏者の一人が体調不良で演奏不可となったためで、代役が必要だった。だが関係者には代役がいない。そこでイチかバチかの賭けに出たということですね。

いやほんで、私としてはここがすごいと思ったのですけれど、手を挙げた人が何人もいたようなんですね。いやーすごい勇気ですね。お医者様の場合は証明書があると思うんですけれど、初見スキルについては「メッチャ出来るレベルS」などといった証明するような書類などは存在しませんで、もしかしたら著名なミュージシャンもその場におられたのかもしれませんけれど、そうでなかったかもしれず、手を挙げた人を直感で選び、ええいままよ!(古い)とするよりなかったのではないか。

つまり、何年か前にデタラメの手話をして問題になったケースがありましたが、そういうことも起こりかねぬ、諸刃の剣。ショーは続けられねばならぬが、果たしてちゃんと演奏出来るのか?ハラハラ。

このときに指名された21歳の学生のスターリング・ナサは、あまり乗り気ではなかったがためらいがちに手をあげたところ、一緒に来ていた友人が無理矢理手を高くあげさせ、「彼ならできる!」と叫んだ。ほんで選ばれてステージにあがり、30秒説明を受けた後すぐに演奏がはじまった。めっちゃ緊張していたが10分後にはリラックスして演奏を楽しめるようになり、さらにはキーボード・ソロも即興でこなした。

ラ・ラ・ランドという映画はご覧になりましたか。私は最後ハッピーエンドじゃないことに衝撃を受けたのを憶えていますけれど、夢を追う音楽家の物語だっただけに、それがリアルに、という超現実的なお話が実際に起こったというのは、めっちゃドラマチック。

ナサさんはシドニー大学で国際関係学を学んでいるそうですが、音楽に情熱を注いでいる。なので今回のことを通じてもしかすると音楽関係に進むことになるかもしれない、その自信がついた、ということだそうなので、人生がこの日大きく変わったかもしれません。

仕込みでは、と思わず疑ってしまうような、小節よりも事実は奇、というやつです。素敵。

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