クラシックの音楽家でパイロットというと、ダニエル・ハーディングですね。エール・フランスに勤務する超絶指揮者であります。音楽家でパイロット。なんという響きなのでしょうか。パワーワードが過ぎるのではないか。
いやでもそんな酔狂なことをしているのはハーディングぐらいよねと理解していたのですが、世の中は広いですね。ハーディングのキャリアを知っていたし、少なからず意識していたのではないかと思いますが、ネタネル・ドライブラートというヴァイオリニストは、アメリカのアナポリス交響楽団のコンサートマスターを務めながら(現在17シーズン目)2018年に飛行訓練を受け始め、免許を取得して2022年11月からデルタ傘下のエンデバー・エアーに勤務。2025年4月からユナイテッド航空の副操縦士。現在43歳で月に18日飛んでいるそうです。って半分以上やんけ!
めっちゃ面白いことがCNNの記事になっているので、お読みになることをおすすめ。ヴァイオリンと同じぐらい飛行機にも興味があって、いつかセスナを飛ばせるようになれればいいなと思っていたところが、君はパイロットになる気はないかと言われて俄然スイッチが入ったようです。オケにもすぐOKをもらえたとあるので、様々な意味でオケからも信頼されていたことがわかります。
いつ寝ているのか。とはいえ、こういう兼業が得意な方というのはスイッチを切り替えるように、気持ちをパチッと切り替えてリフレッシュして爽やかに両立させ、どちらでもより高い水準で仕事をこなすことができるのでしょう。なおヴァイオリンはコックピットの後ろに積み、滞在先のホテルで練習をするということのようですけれど、他の人よりも絶対的に時間には追われているはずで、ようやりますなあという言葉しか出てこないですね。
そもそもがコンサートマスター、そしてパイロット、どちらもエリートでなければ務まらぬ職です。エリートxエリート=スーパーミラクルウルトラグレートエリートアゲイン。私などボヤボヤしている輩には決してつとまらない驚異的な兼業であります。
「パイロットとコンサートマスターには共通点がある」とノヴォは言う。「どちらも同時に多くのことをこなさなければならないということだ。」
くぅ~(めっちゃ感嘆している音)。


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