マルクス・ヒンターホイザーの、いわば突然の辞任でぐらぐらしていたザルツブルク音楽祭ですが、暫定ということでとりあえず今年はカリン・ベルクマンが走らせ、来年もその予定ですが、このたび正式に次期芸術監督が決定しました。2028年から。
どなたかと言いますと、ベルギー、ブリュッセルのモネ劇場を2007年から2025年までなんと18年間も率いたピーター・デ・カルウェ、63歳。
おそらく大方の皆様にとってカルウェさんはどなたですかということになりますけれど(私も左に同じ。すいません)、ベルギーのフランドル地方にある都市デンデルモンデ(名前がかわいい)生まれ、ゲント、ブリュッセル、アントワープにて文学・演劇史を学び、オペラ演出史に関する論文を書いている。
1986年、まだ22か23の頃、ジェラール・モルティエに声をかけられてモネ劇場へ。さまざまな職をこなす。1989年にネーダーランド・オペラに移籍、キャリアを伸ばしていき、2007年にモネ劇場に芸術総監督として復帰。
2025年に退任するまでのあいだにモネ劇場はOpernweltのオペラハウス・オブ・ザ・イヤーを受賞し、本人も様々な賞を受賞。財政面での構造的赤字を解消するなど経営も安定させた。
ぶっ飛んだ演出家も起用しつつ、バランスをとることを重視してきた感があり、ザルツブルクの地でも、その方向性は変わらないのではないかと想像します。オペラはともかく一にも二にも人間関係、コネ、顔の広さが命ですからその意味でも強そう。
そしてザルツブルクは、自身の師であるモルティエがかつて(1991から2001)芸術監督を務めた地であります。こうして世代が受け継がれていくのであるなあ、と感慨深い。次世代への継承、大事です。ご自身のご活躍と、ザルツブルク音楽祭のさらなる発展を祈りたいですね。
というわけで、ズートン・ワン・ツアーはまたまた大盛況に終わった秋田を出て、本日福岡へ。ツアー全7公演中6公演目となるアクロス福岡公演の開催は明日!まだチケットが買えるのは明日の公演だけ!(最終公演の高崎は完売)さあ急いで!



コメント