バレンボイム、来月はピアノ・リサイタルでヨーロッパ・ツアー

私がヨーロッパからの噂で聞いていたのは、ピアノは弾けるかもしれないが指揮は無理だろうというも・・・あれ、逆だったかな。指揮は出来るかもしれないがピアノは無理、だったかな。

それも今となってはどちらでもよろしい。なぜなら、どちらにも戻ってきたからである!不死鳥といえば赤コーナー、美空ひばりぃぃぃぃいいい(古い)、そして青コーナー、ダニエーーーール・バーーーーレンボイムー!!

ドンドンパフパフ。いや、パフパフドンドンかな。

先日ミラノ・スカラ座でモーツァルトの交響曲39,40,41番を指揮したバレンボイム。今度はピアノでも完全復活だ。

モーツァルトの最後3曲で決めた次はベートーヴェン。ベートーヴェンの最後のピアノソナタ3曲、すなわち、30、31、32番でのコンサートだ。モーツァルトの交響曲よりは全体の演奏時間は短いが、ピアノ演奏は指のより細かく、かつ具体的に多くの音符を鳴らすという精緻な動きが求められるだけに、こちらの心配度も上がる。

それにしても来月、体調に不安がある後期高齢者とは思えぬハードなリサイタルツアーをやるのだ。スケジュールをみてびっくりした私にどうか皆さんも共感してほしい。

3月10日 モンテカルロ歌劇場(完売)
3月14日 チューリヒ・トーンハレ
3月16日 シュタッドカジノ・バーゼル
3月18日 ピエール・ジアナダ財団(スイス、マルティニー)
3月20日 ヴィクトリアホール・ジュネーブ
3月22日 ベルリン・フィルハーモニー

6公演中4公演はスイス。それにしても1日おきはなかなかしんどいんと違いますか。それともリズムが生まれて良い感じでタタタタタタッといけるのかもしれない。ちゃんと「タ」は6個あるので数えてほしい。

全然関係ないですが、先日ミラノ・スカラ座でポリーニのリサイタルに行ってきたという私の兄からのメッセージによると、ポリーニがステージ上に出てきただけでブラボーの声が飛んでいたそうです。

バレンボイムにもブラボーだ!

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