昨日付(2025/5/16)のチャイナ・デイリー・にズートン・ワンの長文インタビューが掲載されています。A pianist in search of authenticity(自分らしい音を求めて、本当の動機を探して、などといった意味)取材はズートン・ワンが住むボストンで行われていて、興味深いことが様々語られています。
・ピアノ教師一家に育ち、特に祖父の存在は精神的支柱だった。祖父は2025年初めに亡くなり、彼女のショパンコンクールでの成功を見ることはできなかった。それを「人生の教訓」と受け止めている。
・日本ツアー中、親友のエリック・ルーと「理想のキャリア」について語り合った。音楽家特有の浮き沈みを共有できる仲間としての強い絆がある。
・カーティス音楽院では、人柄や人間関係も重要だと実感した。孤独感を抱えながらも、仲間たちと支え合っていた。
・小林愛実とは同じ先生に師事し、村上春樹を好む点でも共通していた。
・ピアノ以外にも哲学、古楽、チェンバロなど幅広く学び、知的・芸術的な探究心を深めていた。
「“家族を失望させないために上手く弾かなければならない” という思いにとらわれてきたことに気づきました。その考えを手放し自分が本当に望んでいることを探そう、と言い聞かせています。その結果、それがピアノを弾くことではなかったとしてもいいんです。でも今の私は、やっぱり舞台に立って音楽を作ることを楽しみたいと思っています」
ズートン・ワンは今年9月、日本全国7都市でリサイタルを開催します。ツアー特設ページはこちらから。


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