ベルリン・フィルの総支配人、2028年で退任へ

オーケストラの音楽監督とか首席指揮者みたいなポジションは公に広く知られるところですが、彼らが輝けるのも事務方がいるからであります。事務、とても大切です。事務方が良い仕事をしてくれるからこそ、指揮者やオーケストラは輝くのであります。事務が優れていなければ、オーケストラはガタガタに、そう、ネズミに食べられたチーズのようにスカスカになっていきかねないのであります。ここで疑問:いまどき、ネズミの食べたチーズの穴的な表現は人に伝わるのだろうか?

アンドレア・ツィーツシュマンは1970年うまれ。マーラー室内管弦楽団の創設に関わり、初代の芸術監督を務め、ヘッセン放送のオーケストラ部門の長、北ドイツ放送のオーケストラ・合唱団・コンサート部門の統括。エルプフィルが出来たときにはその移転にも深く関わっています。そして2017年からベルリン・フィルの総支配人。

そのアンドレアさんが2028年の夏をもって退任することを発表しました。11年務めたので新たな道に進む時期である、とご本人が説明していて、このあとどういうポジションにお着きになるのか、が気になるところですね。ヨーロッパ中の業界関係者や指揮者たちとつながりまくっている大物中の大物だけに、来ておくんなましというお声には欠かないであろう!

日本に来ていただけたりなんかすると面白いかもな、とちら思いつつ、まさかそげんことはありゃんすめえと急に現実的に思ったりもするわけですが、どうかな、また別のオーケストラにお行きになるのか、もしくはヴェルビエとかルツェルンとか、はたまたザルツブルクといった大音楽祭に行く、なんていうこともあるかもしれませんね。

ペトレンコ「私がベルリン・フィルに来る2年前に就任し、ずっと総支配人を務めてくれました。彼女は最初から私が自分の仕事に集中できるよう、私の行く手に立ちはだかるあらゆる障害を取り除くために尽力してくれました。エネルギーと忍耐力、揺るぎのない忠誠心で、成功への道を切り開いてくれたのです。パンデミックの間も、困難な時期を乗り切れるよういつも冷静に導いてくれました。近年のめまぐるしく変化する政治情勢にも落ち着いて対応してくれました。すべてのことに対し彼女に心から感謝し、今後のご活躍を心よりお祈り申し上げます」

ご本人は、2032年には本拠地ベルリン・フィルハーモニーの大規模改修が予定されていて、そのプロジェクトを導く新しい総支配人が必要である、とも語っておられるので、新しい総支配人のもとで改修がしっかりと遂行されることを期待しての、この時期の早めの発表だということになるのかもしれませんね。

コメント

コメントする