デュッセルドルフにはライン歌劇場があって、それの建て替えがずっと議論されていたのですが、市長がむりっす、とさじを投げちまったという話です。チャリーン。すまない。さじを投げちまった。
大変ややこしいことにラインという名前のついた歌劇場は2つあります。一つはフランスのアルザス地方、ストラスブールにあるライン国立歌劇場です。もう一つがデュッセルドルフにあるドイツ・ライン歌劇場(ライン・ドイツ・オペラ)です。ドイツのほうは、デュッセルドルフとデュイスブルクの二つに拠点を置いているということでますますややこしい。
で、デュッセルドルフに歌劇場(建物です)があって、それを建て替えるぞ、おー!となっていましたところ、資金不足ということで、先週末にその撤回がなされたということです。市長が苦渋の決断。すでにコンペも行われていて(最近あちこちのオペラハウスや劇場などを手がけているノルウェーのスノヘッタが優勝。このページ上の写真がそのCG画像)、これまでの経緯も歌劇場サイトに掲載されているんですが、そこでストップがかかり、関係者一同困惑、という状態。
お金がない。これは切実な問題です。そもそもの上限は10億ユーロと設定されていたのですが、世の中のほぼありとあらゆる建築が、予定費用を大幅に超えてくる結果となることも鑑み完全停止になりました。コンペなどですでに数百万ユーロが投入されていたがそれも泡となって消えました。
なかなか厳しい話ですね。とりあえずいまの建物を改修をして営業を続けるということのようですが、改修にかかる費用もかなりですし、改修したとして何年ぐらい使えますのか、という点もありまして、なかなかオペラの未来は明るくないですね。
劇場の理事長は、ショックを受けつつも、決定は下されたので自分たちは最善を尽くすよりありません、と語っていて、諦めというか、現実を受け入れる方向のコメント。理想と現実の違いというものはなかなかである、どうすれば我々はそのギャップを埋めることが出来るのだろうか、と考えさせられます。
もっちゅりんはほしい。だが、並ぶのはいやだ。
(昨日私がマチェイ・スクシェチュコフスキの衝撃的なまでにグルーヴ感溢れるバッハに感嘆していた頃、母娘は並んでゲットしたらしいです)。


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