ウィグモアホールは来月で125年

人類で125年生きた人はいません。あっ、まってメトセラとかめっちゃ長生きだったね(誰や)。

人間よりも建物の方がずっと長生きするのです。ウィグモアホールは125年。法隆寺は1400年ですからそれに比べたら10分の1に満たないわけですが、それでも堂々たる125年。なお私はいかにも知った顔をしていますけれど、ウィグモアホールには行ったことがないのだ。今度ロンドンに行くことがあれば行きますね。でもオイルが心配。

とにかく125年になるウィグモアホールは、来シーズンもぶっとんでいる。年間600公演以上を開催する。名古屋の宗次ホールが一時期年間400とか確か公演をやっていてぶっとんでいる度がすごかったのですが、上には上がいる。ウィグモアホールは1日に2回、3回と公演をするからこの数が可能になるのである。

そして次シーズンはなんと、5000枚を超える無料チケットが提供される、25歳未満の若者限定で。日本の場合、無料コンサートに来るお客様は有料でチケットは絶対に買わない、いや、絶対にかどうかはわかりませんけれど「ほとんど買わない」というジンクスや知見が各地にあるので無料は悪手中の悪手とされるのですが、英国の場合は違うのかもしれない。この5000枚がどういう結果となって現れるか、注視したい(いうほど注視はしないかもしれませんけれど、そのうち、どうじゃった、ああじゃった、みたいなことが聞こえてくるのではないかと予想しております)。

なぜ無料チケットを提供するかが書かれていて、生活費が高騰する中、若者たちがクラシック音楽に触れる経済的障壁を取り除くため、ということだそうです。ホールとして、使命感を持ってやる、ということです。16歳以下のお子さまは保護者同伴で来てや。35歳未満は5ポンドというチケットをこの10年間やってきて、のべ20万人がこのチケットで入場したという実績に基づくそうです。もちろん、ウィグモアホールほどのホールですから、寄付とかでばっちり予算は確保していると思いますけれど、先も書きました通り、無料は諸刃の剣。果たしてどうなりますか。

9月からの2026-27シーズンの詳細はここに出ていますので、リサイタル~室内楽好きはチェックしてみてください。私のように仕事にしている人もチェックしてみてください(自分へ向けて)。

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