サンフランシスコ交響楽団の次期音楽監督はエリム・チャン(39)。

エサ=ペッカ・サロネンが辞任したあとサンフランシスコ交響楽団の音楽監督は誰に!という話に終止符が打たれました。香港出身のエリム・チャン39歳。2027年9月からで任期は6年。初っぱなから結構長い!がちな交渉が行われたと思いますが、長くてもいいと思ったというのが少なくとも今の段階でのオーケストラの総意である、と理解していいのだと思います。期待されているっていうことですね。いいっすね。もちろんオーケストラの歴史上初の女性。ちなみに小澤征爾が1970-77年まで監督を務めていたのでアジア人としては2人目。エリム・チャンは香港出身とは言えアメリカで学んでいるので、アメリカ度は高いですね。

音楽業界のタレコミ情報で、エリム・チャンはすごくいい、すごくだ!というコメントを得ていたので、とてもとてもめでたいと思うと同時に、アメリカの主要なオーケストラではほぼ初めてとなる女性の音楽監督が生まれるというのは、ものすごく意味のあることであると感じます(これまでにアメリカで目立った活動をしている女性指揮者というとマーリン・オルソップがその筆頭)。

もともと多様性に寛容な街とされるサンフランシスコですので、女性でありアジア人であるという人物に対する寛容度も高いはずですが、それよりももっと重要なのは、本当に優れているかどうか、という点ですね。女性だから、あるいはアジア人だから重用するというのではない、本当の意味でのいいコラボレーションとなってほしいなと心から願います。

老大家のニュース(しかも最近は健康不安が多め)を目にする昨今ですが、このような若い人の前向きなビッグニュースはいいですね。サンフランシスコ交響楽団は予算の削減に苦しんできている、ということも書いているメディアもありますけれど、まだ若くてサロネンほど高額ではないでしょうし、オーケストラとしても、時代にあわせ変わってきている、という姿勢が見えることで、予算や寄付も上向きになる可能性があるのではないかと想像します。

エリム・チャン「ついにこのときがきた、と思いました。画期的なことです。また一つ壁が破られました。」

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