タブラの巨匠ザキール・フセインが危篤?

インドの楽器タブラを弾くスーパーミュージシャン、タブラ奏者ザキール・フセインが危篤だそうです。京都賞も受賞した大物中の大物。73歳。まじですか。亡くなったという情報も飛び交っているが、それはフェイクニュースで存命だが危篤、という情報もあり、錯綜している。少なくとも健康状態がいいというわけではなさそうです。

一度だけ「ザキール・フセイン呼ぼうぜ!」というムーブメント(ムーブメント?)に居合わせたことがありまして、それは例のタブラ協奏曲《ペシュカール》をやろうぜ、呼んでくれねーか的な話だったのでした。

もう10年ぐらい前だったような気がするんですけど、あるオーケストラからそんな依頼が来て、そのときに関係者一同みんながぶわーっとやる気が出て、一気に話が持ち上がって盛り上がって・・・・・・

なんかがダメだったんだろう(よくあることです)、話はシュンと消えてそのままになってしまったのでした。

人生生きてきたらどんどん過去が積み上がっていきますけれど、あのときは一瞬みんなのアドレナリンが咆哮した、そんな時間だったな、ってなんとなく一抹のさみしさ、残念だったな、という生暖かい思い出として私の脳内の引き出しにしまわれています。

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