ドイツの作曲家ヴォルフガング・リームが死去、72歳

ドイツの、最も有名な作曲家の一人、「重要なキーパーソン」、ヴォルフガング・リームがなくなったというニュース。72歳、長年患った癌で。

1952年ドイツのカールスルーエ生まれ。11歳で(!)作曲を始め、ケルンでシュトックハウゼンに学ぶ。昨日のスケボーもそうですが、若い頃からの衝動がその人の人生を突き動かし、前へと推し進めるんだろうなと思います。うかうかしているとうちの長男ももうすぐ二桁。何か衝動が生まれるのだろうか。それとも生まれないのだろうか。やはり生まれてほしいとは思いますが。

フライブルクでも学び、やがてベルリンに居を定める。オペラ、オーケストラ作品、室内楽、声楽作品など含め400を越す作品を残した超多作家。いまをときめくイョルク・ヴィトマンなどを教えたことでも知られます。

ザルツブルク音楽祭との関係は40年を越していて、オペラ「ディオニュソス」や「チェロと管弦楽のための協奏曲」、「ピアノ協奏曲第2番」などがザルブルクで初演されている。話は飛びますが武蔵野市民文化会館でもリームの弦楽四重奏だけのコンサートをやってたこと、確かありますよね。私が働く前のことでしたけど。ミンゲット弦楽四重奏団だったんじゃないかと思います。

不勉強な私はリームに関する知識をあまり持たないので、ここにたくさん何かを書く事はできないのですが、リームの作品に思いを馳せつつ、そして世代がまた変わって行き、これからも新しく、勢いのある音楽が生まれて行くことを願います。鳥肌がたつような音楽が聴きたい!

リーム:アストラリス

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