「もっともふざけた名前のアンサンブル」選手権

名前なんて単なる記号にすぎない。

そう、記号なんだ。だからなんだっていいんだよ。しかしながら「名は体を表す」とも言いまして、名前は呪文のように人々の心を縛るのだ・・・。

さてどちらが正しいのでしょう。おそらくどちらも正しいのでしょうね。

みんな大好き、クラシック音楽業界のゴシッパー、ノーマン・レブレヒトが「もっともふざけた名前のアンサンブルを教えてくれよ」と読者に問うていて、みなさんが続々と情報やご意見を寄せているのが興味深く、まあ、ツイッターとかそういうので大喜利みたいにして盛り上がっている、そういう感覚に近いんだと思いますけど、ほんと、いろいろな名前が世の中にはあるものだと思いますね。クルレンツィスのユートピアもさっそく挙げられていますね。

いろいろみんな考えちゃうんだよ。考えちゃうんだよね。

思い起こせば不肖私も、中学生の時の体育の授業でですね、リレーのブループ分けがあったときに、先生からチーム名を『なんとか「ズ」』と複数形の末尾にして決めなはれ、と言われて、他のグループが「竹ちゃんズ」とか「なんとかスターズ」とかで決めていたなか、『カネテツデリカフーズ』と名付けたのは実に・・・・中二病で思い出すのも恥ずかしくて顔から火が出たわ今この瞬間。ああっ!!やめてくれっ!!

◎ルイ・ルイ(フランスのバロック音楽専門のアンサンブル。アメリカ)
◎トライアル・アンド・エラー
◎オルケストル・レヴォリューショネル・エ・ロマンティーク(ロンドンのオケ)
◎リジー・ボーデン・トリオ(Ax, Ma, Mutter)※実在しない。リジー・ボーデンって検索して行けばブラックジョークだとわかる

以下の2つは頓知をきかせまくった結果こういう名前になったようですが

◎グイドのもう一方の手
◎サスピシャス・チーズ・ロード

「グイドのもう一方の手」は1970年代にあったグループみたいです。「グイドの手」っていうのがあってだな・・・・。そしてサスピシャス・チーズ・ロードっていうのは本当に意味が分からなかったんですが、彼らのウェブサイトを見たら少しはわかった、ようなわからないような気持ちになれます。

しかし、レブレヒトのブログのコメント欄で最多数の「いいね」を集めているコメントが全くわからない。

We used to hope for a piano trio with Josef Suk, Yo-Yo Ma and Felix Kok. But it never. happened.

これは英国式のシニカルなジョークなのかなんなのか。誰か素養のある方に解説を願いたいところである。

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