ラフマニノフの《交響的舞曲》の新たにアレンジされたピアノ独奏版がめちゃくちゃいけている件

ラフマニノフの《交響的舞曲》と言えば、ロシア革命を嫌ってアメリカに行ってしまったラフマニノフがアメリカで完成させたごくわずかな作品のうちの一つで、というか完成させたいっとう最後の作品で、ほんで大傑作であります。

・・・・・・と、言われているわけなんですが、私はどうもあの曲は苦手や、とずっと思っていて、むしろ積極的に聞きたいと思ったことがなかった。それが今朝、瓦解した。おや?瓦解?難しい言葉を使うな?

なんでかっていうと、イノン・バルナタンが編曲したピアノ一人バージョンについてニューヨーク・タイムズが記事を書いていて、そしてオケ版と並べられているスポティファイの埋め込みリンクを聞いていて、こりゃーいいやと思ったのです。今頃になってこの曲を好きになるなんて、だいぶみなさんに遅れている。何周も何周も、周回遅れですわ。でも「これなら安心して聞ける」と思ったのは、ラフマニノフのピアノ独奏作品の、音の洪水が好きだからなのかも。

もちろん、この曲が最初は二台ピアノ版で完成させられ(初演はラフマニノフとホロヴィッツ)、それからオーケストラ版になっているわけなんですけれど、二台ピアノっていうのもなあ、と思ってたんですよね。

っていうかスポティファイのこういう埋め込みがあるんだね、すごく便利だね。聴き比べがベリーイージー。

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