クラシック音楽とチケット代金

昨日もホールの裏側で、頑固親父とチケット代金の話をしていました。どういう話かというと、

「クラシック音楽のチケットは安いのか?」

というものです。皆様はどのようにお考えになりますか。お金の話は私たちは本当に苦手だ。だがお金は稼がないといけないよ。なので嫌いでもなんでも逃げられない。使いすぎれば破産するし、残しすぎるといろいろな意味で持ったいない。

そしてチケット代金は安いに越したことはない。それはそうです。玉子だって268円より198円のほうがいいに決まっているし、豚バラ肉だって198円よりも158円の方がいいに決まっている。

とはいえそれは日常のことであって、スペシャルな時、スペシャルなイベントであれば、少しくらいなら多めに使ってもいっか、と思うのも人の子であります。

だがクラシック音楽のコンサートというのはどれほどスペシャルなのだろう。ウィーン・フィル、ベルリン・フィル、これらのオーケストラのチケットは非常に高額であることでも知られます。しかし、チケットが売れる。特に東京では売れる。であればもう少し高くても??とか思うかもしれない。

昨年秋に弊社が主催したジョルディ・サヴァールの横浜公演はS席6800円、これ、一部の人から「安い」「安すぎ」というメッセージを貰いました。安いとかえって安っぽく見えるというのです。さらに、ある演劇関係者からも「えっ1万円しないの?巨匠なのに?やっす!やっすっっ!」と、わりと本気の顔で言われました。

だからといって私としてはチケット代をバーッと上げようぜ!と思っているというわけでもありません。やはり持続可能性という言葉が重要な世の中であって、お金のやりくりは簡単ではない中お客様にお集まり頂いているのですから。私もお金儲けをしないと三人の子ども達が!!という切実な現実もあり、慈善事業を行うわけにはいかないけれど、それでも、みんなでハッピーになっていたい。そういう金額設定をこれからもしていきたいと思っています。これからも末永くよろしくお願いいたします。うちのメルマガには登録してね。宣伝。うふ。

で、なんでこういう事を書いているかを最後に記しておくと、明日開催されるサンフランシスコでヨーヨー・マのリサイタルのチケットが499ドルつまりなんと7万5000円もする!!ということが話題になっていたからです。なお一番高い席ではなくて一番安い席です。げえっ!!一番高い席はなんと、、、599ドル、9万円もするよ。高い!!高すぎる!!!!これはエイプリルフールでもなんでもない。公式から見て仰天してください。

そしてここからがもっと重要なのだが、、全券種がほぼ完売している!!!

考えちゃうな。

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