マチェイ・スクシェチュコフスキ、ツアーブログ第2日目~激闘!おでん編

昨夜のリハーサルはおよそ4時間弱で終了しました。きけば普段から一日の練習時間は4時間とかもう少し多いか、ぐらいだそうです。

今回の調律法はスペシャルなオーダーが来ているんですよ。マチェイ・スクシェチュコフスキがバッハプログラム(とミックスプログラム)のために指定してきた調律法をここに掲載しますね。これは自分のスーパーオリジナル・・・・ではなくて、知り合いのチェンバロ奏者に数ヶ月前に教えてもらって「こいつぁいいや」と思って使っている調律法なのだそうです。

これを見てなんの事か全部判ったぞ「そうかそういうことか!」と合点したあなたはどうか、どうしても、なんであれ自重してほしい。あなたの周りでこれに合点ができうる人はほとんどいないか、絶無か、いや、数人程度は面白がってくれるだろうが、むしろ下手をすると「古楽こえー」と敬遠される一つの原因となるかもしれない。だからどうかその熱い気持ちはぐっと心の中にしまっていてほしい。「なんかわからんが面白いな!」ぐらいで留めておくのが長続きのこつです。多分。いい加減に書いていますが。

さて、昨夜はどうしたか。おでんを食べていただこうということになり、近くのおでん屋さんへ。すりものとか見たこともないだろうし、昆布だの巾着だのかんぴょうだの、説明には事欠かない(どうやって訳していいかわからない。そもそも「おでん」は英語でなんていうのか。シチューだそうです)。こうして私たちもおおいに勉強になったのであった。

なおオフィス山根ではInstagramも始めたので、よければフォローしてやってください。泣いて喜びますから。おんおん。ほら、泣いた。

マチェイ選手、とにかく食べる&食べる。鮮やかな演奏の裏には健啖という言葉も潜んでいたのであった。いや、肝心の演奏はどうやねん、といわれそうですが、昨日のリハーサル、私が語るより他人に語って貰おう。その方が説得力があるから。つまり、チェンバロの調律にお越し頂いているチェンバロ漫遊日記のおっちゃん(レオンハルトからギエルミまで、ルセからアンタイまでを手がける名物親父)も大喜びやったぞ。ほら、このブログ「チェンバロ漫遊日記」を読んでみてつかあさい。

「驚愕」「トンデモナイ逸材」「さすが」「感嘆」「凄い才能」「将来のチェンバロ界を支える」といった言葉が並びますね。ほらほら、興奮しているのは私だけじゃないんですよ。だからぜひ、全国各地のあなたも今夜はおでんを食べていわき市に思いを馳せるべし。しっかり思いが馳せったら、そうしたらここから公演情報を検索してチケットをゲッツだ!!!

話をおでん屋に戻すと、ナットーもいやいやながらではなく「普通にいける」ということが判り、ますます我々の不思議なテンションは萌えあがったのであった。ゆけ!Z世代!

今夜のアーティスト・トークはいわきアリオスで、午後6時から開催です。明日の公演のチケットをお持ちの方は無料で、お持ちでない方も500円でお入り頂けます。想定ではこんやはフラッとお越し頂いてもお入り頂けそうとのことです。

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