いよいよ来週やってくるベルリン・フィル。Beフィルで参加される皆様、ご準備はどうだい?
さて、空席になっていたベルリン・フィルの首席ホルン奏者に中国出身のホルン奏者、ユン・ゼン(Yun Zeng)が就任したとアナウンス。 漢字では曾韵(ゼン・ユン)。
New principal horn: Yun Zeng – Berliner Philharmoniker
ユン・ゼンは1999年四川省の成都市出身。今年24歳。若い!お父様は四川交響楽団の首席ホルン奏者で6歳からホルンを始めたという。いわゆる英才教育ですな。北京の中央音楽学院で学んだあとジュネーヴでブルーノ・シュナイダーに師事。そして2019年のチャイコフスキー国際で優勝し、2021年にミュンヘン国際で2位。2022年11月からシュターツカペレ・ベルリンの首席ホルン。
ベルリンからベルリンへ。シュターツカペレ・ベルリンの在籍期間はわずかに1年っていうことか。せっかくいいホルン奏者が入ったと思ったのに1年で移動されちゃったらつらい。これは昨年私が裏方で参加させて頂いたパリ管の人も言っていました。オーディションで苦労して選んだ奏者が(1回のオーディションで決まらず複数回行われる事もある)、あっという間に他のオーケストラに移動しちゃうこともあって、しんどいねん、というのです。
そう、表には見えない苦労が世の中にはいっぱいあるということだ。ベルリン・フィルというといわば頂点ですから、そこからの流出というのはなかなかないかもしれないけれど、ないわけでもない。ユン・ゼンさんのホルンは日本でも聴けるのかな?それともさすがにまだかな?
とりあえずグリエールのホルン協奏曲を聴いてその超絶技巧に仰天しようぜ。
しかしベルリン・フィルの管楽器にアジア人が入ったのはもしかして初めて?あまり詳しくない私に誰か教えて!
コメント
コメント一覧 (1件)
他の楽器はわかりませんが少なくともアジア人で首席は初めてだと思います。
氏は今年9月に日本ホルン協会の招聘で来日しました。埼玉のホルンフェスティバルではミニリサイタルやアンサンブルを、またアマチュアと一緒に吹いたりもしました。お若いのにすごくフレンドリーでこれからのベルリンフィルでの活躍が非常に楽しみです。
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