アルバン・ベルクQのギュンター・ピヒラー死去、自動車事故

アルバン・ベルク弦楽四重奏団の実演を聴いたという人の数も減っているでしょう。1970年に結成され、2008年に解散。しかし我々昭和世代にとってアルバン・ベルク弦楽四重奏団というと、王道のなかの王道、ザ・グレート弦楽四重奏団、うますぎてつまんない、とか意味不明な批判も受けるという巨大な存在でした。

カルテットの活動中もずっと若い人たちを教えていたし、解散後も教え続けていて、いまなお教えていた。来月弊社の招聘で来日するレオンコロ弦楽四重奏団もピヒラーに教えを乞うていた。アルテミスやベルチャ、カザルス、シューマン、ベネヴィッツなどもピヒラーから学んでいますね。

それから、ギュンター・ピヒラーというと自動的にアルバン・ベルク弦楽四重奏団という風に頭の中で紐付けされるのでもしかすると意外なと思われるかも知れませんけれど、わずか18歳の時にサヴァリッシュに認められてウィーン交響楽団のコンサートマスターになり、その3年後にカラヤンに引き抜かれてウィーン・フィルのコンサートマスターになったのです。

そして30歳のときにアルバン・ベルク弦楽四重奏団を結成。ウィーンには弦楽四重奏団がなかったことも団結成の一つのモチベーションだったようですが、気が付けば世界屈指の弦楽四重奏団になっていた。いやー、たくさん聴きましたよね本当に。なんてこと、ですね。

ウィーン近郊で交通事故により死去。85歳。残念です。

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