ありそうでなかった、というやつでしょうか。オーストラリアのスタートアップ企業が作ったソットヴォーチェという名前のミニミニデバイス、むしろ見た目は昔のピンポンとかブザーとかっていうの?そういうのにわりと似ていて、ついついピンポーン!と押してしまいたくなる気持ちに駆られてしまうのですが、はいっ、いかがだったでしょうか。
いや唐突にいかがだったでしょうか系で話を閉じるなや。
そんなミニデバイスがですね、オーストラリアのオーケストラ、具体的にはシドニー交響楽団、ビクトリア交響楽団、西オーストラリア交響楽団で正式に採用されたということで、こういうリアルタイムで計測するっていうのはなかなかないですね。ノイズキャンセリングみたいな機能がついていたらなおよいのでしょうがそうもいかないですよね。どれぐらい小さいかというと上野写真ぐらい(公式より)
オーケストラ奏者は一般よりもはるかに高い確率で騒音による難聴を発症するようです。その数およそ4倍。耳鳴りについては57%高いのだとか。いったん難聴になると治療はできないので、モニタリングと予防がその唯一の解決策なのだそうです。なんとイギリスでは2019年に、難聴のためロイヤル・オペラが音楽家に訴えられ、75万ポンドもの賠償命令が下った、オーケストラには聴覚障害を防ぐ法的な責任があると確認された、とあり、まじか!と椅子から落っこちるわけです。
耳、大事です。音楽家は耳が命。だからモニタリングして、実際にどれだけうるさいのかをリアルタイムに計測しなはれ、っていうのがこのデバイスですね。オーケストラと一口に言っても、座っている場所によって大きく音量は変わるのではないですか。それをリアルに計測して、、、、で、その後はどうするんでしょうか。
適切な対応が取れます!とあるけれど、実際にどうするんでしょうか。ついたてをたてる?耳栓をしてもらう?いや、これらはすでに対策として実際になされていますね。残念ながらといいいますか、その後についてはこのデバイスでは解決してくれないことなのですが、だが賢い人たちがきっとなんらかの対策を考えてくれるのだと思う。うん。
なに?音が一定のデシベルを超えるとビービー警告音が鳴って、音量を下げるようリアルタイムで指揮者に伝える?
それ遊んで遊んで、て言うたまごっちやん。やりなおし。
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