クリーヴランド管、欧州ツアー直前のストが決着。3年間で給与約16%アップ、年俸約3000万円へ

オーケストラ奏者の給料アップの話題。フィラデルフィアの次はクリーヴランドです。9月25日から3日間ストライキが行われ、2公演がキャンセルに。そして、27日に決着。ストライキ終了。このあとヨーロッパツアーが予定(10月2日から21日まで)されていて、このままだとヨーロッパツアーもあぶない、本当に行けるのか!!ということで、両者ともにそこもにらみつつ交渉が行われたことと思いますけれど、無事27日に決着し、3年間の契約が締結されました。

この結果、この3年間、毎年およそ5%の賃上げ、最低保証年俸は191,620ドルになる、ということだそうです。組合側は25%の賃上げというとてつもない数字を持ち出していましたが、ちょうど中間あたり、やや高いところで決着したという形ですね。

さらには、入団のオーディションに関して、楽員もオーディションの委員会に参加し、意見を言ったり実際に投票できたりする仕組みを明文化(すでに現状はそうなっていたところ、文書として書き加えたということですね)。ただし、最終的な決定権は音楽監督にある、というところはかわらず、ということだそうです。

フィラデルフィア管弦楽団は200,008ドルになるということなので、クリーヴランドはそれには及ばないものの、それでも191,620ドルという数字は相当高くて、いまの悲しい円換算ですと3000万円を超えます。最低年収3000万円とか素晴らしすぎてくらくらします。まさにアメリカのトップオーケストラは年収3000万円時代ということになります。最低保証なので、もっと稼げる可能性もある。物価の高いアメリカでも、十分に生活できるし、なんとなれば、お安い日本に遊びにきてそれなりに豪遊もしていただける・・・!!

旅行業の方、インバウンド狙いの皆様にとってもよいことかと思います。経済が、、、、回っている!そう我々も実感したいものだ、、、と遠く東京の片隅でため息をついておりますが、日々出来ることをコツコツと、をモットーに、今日も皆様、誠実に生きていこうではありませんか。

ところで、富めるオーケストラもある一方で、ナッシュヴィル交響楽団はいま経営危機で、今シーズンが始まったばかりのところ、なんと10月18日を持って演奏会をすべて停止、楽員全員も「お休み」、ということになるようで、こちらはキャッシュがなくものすごく大変なようです。音楽監督に就任したばかりのスラトキンが、「ナッシュヴィルにはオーケストラが必要だ」と訴え、理事会に対しても、これまで以上に強い覚悟と献身をもってオーケストラを支えてほしい、と呼びかけたそうです。

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