バレンボイムの後継者。なんとも甘美な響き。あのバレンボイムの後を継ぐんでスカイ?そいつあ、いいことだ。でも、具体的には何の後継者?ベルリン国立歌劇場ならティーレマン大先生に譲ったよ。
なんのことかというと、ベルリンにある、学校だね。バレンボイム=サイード・アカデミー管弦楽団の芸術監督、この職を継ぐことになったのだった。よきかな、ですなあ。ナビル・シェハタの名前は、オタッキーな皆様はどういう風に記憶しておいでか。
ミュンヘン国際コンクールの優勝者?ベルリン・フィルの首席コントラバス奏者?ベルリン国立歌劇場の首席コントラバス奏者?それとも指揮者、あるいはバレンボイム=サイード・アカデミーの教授?正解は・・・・・・全部!
日本にはベルリン・フィル弦楽五重奏団のメンバーとしても来日したことがあるよね。実はオーケストラで演奏していた時間はそれほど長くはなかったんですけれど、なかなか覚えやすいインパクトのある名前だから、頭に残っていますね。この温厚そうな笑みを見よ。
ドイツとエジプトの血を引いており、バレンボイム=サイード・アカデミーでは2019年から教授。そして今月からは同管弦楽団の芸術監督。これから若者たちを素晴らしく育て、ますます多くの人が輝かしい未来を歩まれますよう。
バレンボイム「ナビル・シェハタがこの任を受けてくれることを嬉しく思い、感謝している。彼のことを知って長く、高く評価してきた。この重要な役割を担うのに完璧な人物だ。音楽性のみならず教育の能力は並外れており、大成功に導いてくれると確信している」。
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