世界の音楽ニュース– category –
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あるオーケストラの破産と再出発
破産からのリボーン。帰ってきたサンアントニオ響。ヤッホー!・・・いや、アメリカだからヤフー!! テキサスのオーケストラ、サンアントニオ交響楽団は1939年から存続してきた80年以上の歴史を持つオーケストラだったのですが、昨年1月からの労働交渉が... -
アメリカでは引き続き観客の数は回復していないという話
「ライブは戻ってきた。しかし聴衆はなかなか戻ってこない」ニューヨーク・タイムズ紙Live Performance Is Back. But Audiences Have Been Slow to Return.https://www.nytimes.com/2022/08/21/arts/performing-arts-pandemic-attendance.html 音楽って、... -
グラインドボーンのカーボンゼロへの取り組み
カーボンゼロとかサスティナブルとかそういう言葉というのは、そこにあまりにも熱中すると心がすさんでいく危険性があるのではないか。バランスを取りながらやるのがよさそうだし「なにそれをどれだけ達成!」みたいな裏で、実はよけいに地球に優しくない... -
キリル・ペトレンコが足の大怪我で手術、ツアー(の一部)を降板
足と一口に言ってもいろいろあるんですけど「foot」とあるので、多分足首から下の部分なんだと思うんですよね。footは複数形が不規則に変化してfootsではなくfeetなので中学生の君は要注意だ。覚えてください。あとペトレンコにもキリルとヴァシーリーとが... -
ポリーニのザルツブルク音楽祭のリサイタルが開演直前に中止
マウリツィオ・ポリーニは今年1月で80歳。ショパン国際コンクールにおいて審査員の全員一致で優勝したのは1960年。もう62年も昔のことなのです。鋼のようなテクニックはすでになくなって久しいですが、「ポリーニという人そのものを聴く、体験する」それが... -
フィラデルフィア管弦楽団が英国で曲目を変更した理由
ヤニク・ネゼ=セガンが率いるフィラデルフィア管弦楽団は今週から15日間のヨーロッパ・ツアーにでかけることになっています。その最初の目的地であるエジンバラ音楽祭(英国)において騒動が持ち上がっているのであります。 そこではベートーヴェンの《第... -
恐怖の「ピアノ騒音殺人未遂事件」
私が子供の頃聞かされた話で「ピアノ騒音殺人事件」というのがあって、ピアノの音がうるさい、ということで確か隣の家の住人を殺してしまった事件でした。・・・っていまググったところWikipediaに項目があったんでちゃんと読んでみましたら、団地の下の階... -
ブロムシュテット(95)、来週からの夏のツアーをキャンセル
高齢になって転ぶのは危険だ、とはよく言われることです。「何歳になってもおかわりがない」そのようにも思われていた指揮者ヘルベルト・ブロムシュテット翁(95歳)が転倒したというニュースが電撃のように世界を駆け巡ったのは6月のこと。 いや、駆け巡... -
バーチャルリアリティでピアノを学ぶ時代へ
「ピアノ学習を、加速させる。」 素晴らしい言葉だ。いや本当に加速させたい。ピアノの学習は時間がかかりすぎて、ダルい。子供の頃からやってないとまともに習得できないとか、ずるい(しゃーない)。いや、。子供からやってたって難しいんやぞ。もっと早... -
ローマ歌劇場、史上最高の動員を記録
明るい話ならいつでも大歓迎です。ローマ歌劇場が夏に開催するカラカラ浴場(上の画像)での野外公演シリーズのチケットが「史上最高に売れたぜ!ヒャッハー!!」っていうニュースです。 https://roma.repubblica.it/cronaca/2022/08/10/news/teatro_oper... -
バレンボイムはいまどこに
バレンボイムが入院しているという気がかりなニュースがこの春にあって、もうバレンボイムも今年80歳になるんだし、とか思っていましたが、無事に復帰してパヤパヤと活動をされているという事を知り、めでたいことだと胸をなでおろしたものです。 私の数少... -
ユジャ・ワンがザルツブルク音楽祭でリサイタル・デビュー(急遽代打で)
ユジャ・ワンが先週金曜日、ザルツブルク音楽祭でリサイタル・デビューを果たしたのだそうです。もともとはエフゲニー・キーシンが予定されていたところ、「腕の調子がいまいち」ということでキーシンが急遽キャンセルしたため、その代わりとして、いわゆ...