世界の音楽ニュース– category –
-
ポーランドのシマノフスキ国際コンクール、ロシア作品を全面禁止
墜落した飛行機にプリゴジンが乗っていたらしい、というニュースに動揺しています。ロシア問題は本当に恐ろしい。恐ろしいという一言で片付けてはいけないのでしょうが、ただただ恐ろしい。 ウクライナの隣国であり、ロシアの飛び地とも国境を接するポーラ... -
昔のレコードをデジタル化、アップロードして公開するのは違法なのか
すいません、最初にお詫びしておきますが、以下は単純に思った事、感想をだらだらっと書いているだけなので、何か学術的に意味のある文章ではありません。 1972年までのレコード、つまり著作権が切れているはずのレコードをデジタル化して非営利で一般公開... -
97歳の作曲家の最大の願いは3年前に亡くなった妻の「隣で横になる」こと
孤独なんだろうな、と思いました。 クルターグは世界でも広く尊敬される作曲家。いわゆる現代音楽と呼ばれるジャンルにあって、例外的に演奏されてきた人だと思います。クルターグが2018年に、8年かけて完成された最初のオペラ「勝負の終わり」はサミュエ... -
弦楽四重奏団やアンサンブルの「名前」問題
いま若いアーティストたちがアンサンブルの名前をつけようとなると苦労する、という話は時々しているように思うんですが、なんでかっていうと単純で、もう使われてしまっている名前が多いから。 そして今後、使用済みの名前は増える一方。仮にその名前の先... -
ズービン・メータ87歳、デビュー
年を重ね、自身の有終の美という言葉が徐々に意識されるような年齢になってくる。そうなるとやはり思いは故郷に向くということでしょうか。 ずっと、何十年も日本に住み100%日本語で生活していたヨーロッパ出身のシスターが、なくなる直前は母国語で何かを... -
レナータ・スコット死去。イタリアの伝説的ソプラノ歌手、89歳。
飯守泰次郎さんに続き、レナータ・スコットの訃報。何か続き過ぎのような気がします。普段はなるべく明るく生きたい、行きたいと思っている私ですが今日は朝から(時差ぼけなんでめちゃ早い)なんだか気持ちが落ちてる感じ。スコットの死去を報じるニュー... -
バイロイト音楽祭のワーグナー君が大量に盗まれる
というわけで私は昨夜つつがなく東京に戻ってきました。成田も羽田も進歩していて、パスポートをスキャナーに置いて顔写真を撮るだけで出入国が出来た。これは驚きであります。桃の木でもあります。 が、モノレールのホームに出た瞬間からの強烈な暑さと湿... -
ザルツブルクでウィーン国立歌劇場管弦楽団の新コンサートマスター、ヤメン・サーディに会う
皆さんこんにちは。私はいま、ザルツブルクにいます。今夜出発の飛行機で帰国します。今回の10年ぶりのヨーロッパ滞在は4泊。観光的な行為はあまり出来ませんでしたが、実り多い充実の4日だったかなと思っております。 その実りをさらに実らせるべく帰国後... -
【現地からのお知らせ】ブルージュ国際古楽コンクール2023の優勝者決まる
全日本の1億5000万人の古楽器ファンの皆様、大変お待たせいたしました。ただいま、えー、古楽器のコンクールにおける世界的権威の中の権威、世界屈指の難関、ブルージュ国際古楽コンクール(ベルギー)のファイナルが終了し結果が出ました。普段はこたつ記... -
ボンのベートーヴェン像、目隠しをされペンキを台座に塗られる。
8月2日という日に、環境活動家の手により、ドイツのボン(ベートーヴェンの生地)にある有名なベートーヴェン像が目隠しをされ、台座にペンキを塗られたというニュース。ちなみに画像は同じことをされてしまった別の銅像です。 Augenbinden für Beethoven ... -
パガニーニの愛した楽器が3Dプリンターで再現
パガニーニが生まれたのはどこか知っていますか。イタリアの港町ジェノヴァ。ジェノベーゼで有名なジェノヴァ。美味しいイタリア。魅惑のジェノベーゼ。お父さんは港湾労働者だったんだぜ。港には水族館もあるよ。 そのジェノヴァにはパガニーニが演奏した... -
ザルツブルクで開催の若き指揮者のためのコンクール、ヘルベルト・カラヤン・ヤング・コンダクター賞で韓国人が史上初めて優勝
韓国人指揮者のユン・ハンギョルは29歳。今日から君はメジャー指揮者の仲間入りだ! いやっほう!! S. Korean conductor Yoon Han-kyeol wins Karajan prize - The Korean Heraldhttps://m.koreaherald.com/view.php?ud=20230807000610 カラヤンという大...