ベルリン・フィル史上初の女性団員は誰だったのか

昨夜えらいベルリン・フィル関係にアクセスがあるなと思ったらテレビで特集があったようですね。ちょうどというか、そんなタイミングで、レブレヒトがベルリン・フィルに最初に入団した女性奏者のインタビューを紹介していました。ベルリン・フィルに初めて入った女性団員は誰で、楽器は何で、いつのことだったかご存じですか。私は知らなかったので興味深く読みました。

マドレーヌ・カルッツォはスイス南部のシオン出身。1982年にベルリン・フィル史上初めての女性として入団したヴァイオリニストで、2023年に退職。40年にわたって演奏し続けた偉大な先駆者です。紹介されていたインタビューは、退団に際して行われ掲載されたもの。

1956年4月生まれ。26歳の時に入団し67歳で退団。40年も演奏を続けたのはすごいことですね。カラヤン、アバド、ラトル、そしてペトレンコまで。彼女の前も、女性がオーディションを受けられるようになっていたものの、実際には20年間誰一人として入団できた女性はいなかったとのこと。彼女がついにその扉をこじ開けたということですね。

とはいえ、普通にオーディションを受けて通ったとあるので、何か特別なことをしたわけではなかった。女性の入団に反対していた人もいたようですが、オーディションでの演奏が説得力のあったものだったので落とすことが出来なかった、と語っています。またオーケストラに入ってからも、女性であることを特に意識することなく、普通にひとりの演奏者として演奏をしただけであるとも。

1982年というとまだカラヤンの時代です。そしていわゆるザビーネ・マイヤー問題(カラヤンが女性クラリネット奏者を強引に入団させようとしてオーケストラと激しく対立した事件)の直前に入団していたんですね。

インタビューを読みますとカラヤンが彼女に「どうやって入団したのと質問してきた」とあるので、彼女の場合カラヤンはオーディションには関わっていなかったということですね。彼女が入団できたから、女性の入団に関してオーケストラがオープンになったとカラヤンは思い、マイヤーを強く推薦した、しかし結果的に大衝突になった、ということかもしれません。

しかしいまや世界各国のトップオーケストラで女性奏者が多数ご活躍で、もはや女性であることが問題視されるようなことは全くなくなっていますから、40年の間に時代も大きく変わりました。いい方向に。

コメント

コメント一覧 (1件)

  • 良い方向かどうかは一概に言えない。何故なら男と女の違いを否定は出来ないからです。昔のウイーンフィルなど特にオーストリア人男子と限定していましたが、男っぽい音がして好ましいです。そう感じているのは私一人ではありません。

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