ジョイス・ディドナート、日本初リサイタル。ありがとうございました。

昨夜はサントリーホールにて、世界屈指の歌手ジョイス・ディドナートの日本初のリサイタル。お越し頂いた皆様に感謝を申し上げます。リハーサルで声が聞こえた瞬間、場がピリッとしました。シンプルにすごい。舞台袖で(つまりモニタースピーカーで)聴いても、とてつもなくホールが鳴っている感がギンギンに伝わってきて、これは大興奮は必至ですねと思っていたところ。

・・・・・・大興奮になりました。

ものすごく喉がお強いんだと思います。歌のコンサートではしばしば曲間にカーテンコールといって、出たり入ったりを繰り返します。これには声を休める、喉をセーブする、という意味合いも実はこっそりとあります。またピアノやオーケストラのソロ曲(歌なしの曲)がコンサートの中で挟み込まれたりすることもあり、これは場を和ませたり雰囲気を変えたりするだけではなく、歌手のお休みのため、という実際的な理由があったりもします。

しかしディドナートは全く違った。お休みなし!最初からフルスロットル。最後までフルスロットル。

冒頭、出て行くやいなやステージからゆっくりと、響くホールでもしっかりと聴き取れるように大きな声で喋り始めたのにも驚愕しましたね。疲れませんの。しかも曲と曲の間で舞台袖に戻ろうとしない!これにも驚きました。めちゃくちゃ喉が強いんだと思います。喉、疲れないんですか。まさに天からのギフトを授かった方なんです。

ステージは客席に囲まれているということもあり、あちこちを向きながら(時に後ろを向いて)歌っておいででしたが、後ろを向いてもほとんど音のクオリティが変わらない、という点にも驚愕しました。ものすんごいですね。

プログラムが短めである、ということは若干懸念していました。アンコールたくさん歌うから大丈夫、とロンドンの事務所からは来ていたのと、きっと曲間で出たり入ったりされるから短くなりすぎるということもないだろうと思っていたのですが、いざ始まると、出たり入ったりが全然なく拍手のお時間が短い!さてどうなりますかと進行を見守っておりましたところ、なんと熱狂する聴衆に応え6曲ものアンコール!終わってみればほぼ2時間。これにも驚かされました。

どの曲も素晴らしかったですが、皆様の特にお好みの曲はなんでしたか?私は・・・・・・全部!(出た!)ピアノのクレイグ・テリーもあきれるほど上手かったですね。

アイラブジャパーン!ジャパンイズ最高!!とお二人とも大喜びで、はいはいリップサービス、などと思わせることのない、嫌みの一切ないところにもこの方々の魅力が詰まっていました。

シンプルに、希有な体験をありがとうございました、と申し上げたいです。

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