フェニーチェ劇場、ベアトリーチェ・ヴェネツィとの関係を解消

イタリア人女性指揮者のベアトリーチェ・ヴェネツィは今年秋からヴェネツィアの名門、フェニーチェ劇場の音楽監督に就任する予定でしたが、労働組合からの反発、ストライキなどを経て、ついに劇場側が関係を解消することになりました。

彼女は現在アルゼンチンを代表する歌劇場テアトロ・コロンの首席客演指揮者を務めているものの、いわゆる一流の歌劇場やオーケストラを指揮したことがなく、フェニーチェの多くの音楽家たちも彼女の指揮を知らず、能力にも懐疑的だった。実は一度だけフェニーチェのオーケストラを指揮したことがあったが、それはバーバーの弦楽のためのアダージョという短い一曲だけだった。

労働組合の代表は「その時、彼女は若く意欲的な指揮者であることを証明したが、道のりはまだまだ長い、非常に長い」と語っていて、時間が経てば大丈夫なんかいな、とも読めますが、ちゃんと行間を読めば、能力についてははっきりと否定している感じです。

なぜ彼女がいきなりフェニーチェの音楽監督に指名されたかというと、首相との関係があるなどとされていますけれど、首相官邸やその周辺は「一切関知していない」という声明を出しているので、本当に関係がなかったがなんらかの忖度でこうなったか、実は関係があったがどうもこれはまずそうだということで尻尾切りをしたのか、このあたりが疑われますけれども、いずれにせよ、あまりにも反発が強かったので、本人も耐えきれないだろうというのが大方の見解だったようです。

本人は、自分が若くて後ろ盾のない女性だからバッシングされるのだ、と理解のない劇場側を批判しているようですけれど、信頼関係がなくお互いに批判するような状況では、仕事はなりたちませんね。

仕事は信頼関係。お互いがお互いを認め合うことで何かが生まれる。どちらか、あるいは両方の信頼がなければ、それは早晩だめになるということですね。明日は我が身。あ、私?ブルブルブルッ。そもそも大反対を受けてるところに乗り込んで切り込もうとする勇気なんてないですチキンなんで・・・。

ご飯食べて水飲んで、パトロールして寝る。猫みたいな人生を歩みたいものだ。

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