マイケル・ティルソン・トーマスが脳腫瘍と長く戦っていて、それでも舞台に立ち続けて人々に勇気を与え続けてきました。しかし先に配偶者が亡くなるというのはなんというつらいことなのだろうかと思います。
昨年8月に自宅で転倒して脊髄を損傷し、療養中だったところ、2月22日に寝ている間に亡くなったと書かれていますが、痛みや苦しみが少なかったことを願うばかりですね。
二人が初めてあったのは11歳と12歳のときで、70年代にカップルとなり、2014年に結婚。マイケル・ティルソン・トーマスを常に支え、サンフランシスコの自宅兼オフィスMTT.Incの社長となり、生涯その職にあったそうです(どうでもよいのですがエムティティインクってなかなかしゃれた名前ですね)。
サンフランシスコはLGBTQの人たちが集まる場所として早くから知られていましたが、それでも、サンフランシスコ交響楽団の音楽監督になるにあたっては取締役会の中で議論がなかったわけではなかったとあり、すべてが順調だったわけではないとは思いますけれど、MTTを音楽的に支えたのみならず、資金調達、教育活動などでも重要な役割を果たした。
訃報を伝えるサン・フランシスコ・クロニクルには二人の若い頃の写真なども掲載されており、長いパートナーシップを窺い知ることができます。闘病中のマイケル・ティルソン・トーマスより先に亡くなってしまうというのは、なんという人生というか、なにが起こるかはほんとうに誰にもわかりません。
日々感謝の気持ちを忘れず、一日一日を大切に生きなければならないと思います。


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