スカラ座管弦楽団の調査によって明らかになった、音楽家と聴力障害

オーケストラ、しかもオーケストラピット(舞台よりも低い場所に設置されたくぼみのなか=普通のコンサートよりも音が反射しやすく、場所によってはとてもうるさい可能性がある職場)で長時間過ごすオペラハウスの音楽家の耳って大丈夫なのだろうか、と思われたことはありますか。

実際問題、通常のオーケストラでも、管楽器の真ん前などは特にうるさいとされていて、実は皆さんには知られていないが耳栓をしていますというような方も少なからずおられるときいております。音楽家にとっては耳は大切ですね。耳が聞こえないと、何もできません。せいぜい、作曲ができるぜとうそぶくぐらい。芸能人は歯が命、音楽家は耳が命です。

ミラノ・スカラ座のオーケストラ団員107人をスカラ座とミラノ大学が研究した結果、平均勤続年数27.1年(長い!それだけよい職なんだろうなと想像しています)の団員のうち23.3%に騒音による聴力障害を示す所見が認められた、ということです。

これはかなり高い数字なのでしょうか。実は、同程度の騒音にさらされている工場などの労働者と比較すると、予測される聴力障害の割合は10%なのに対し、スカラ座の団員では6.5%だったというのです。さらに、約11年前の検査結果と比較できた80人について調べたところ、聴力の低下は平均的には加齢による変化と同程度だったとのこと。つまり、同じような大きさの音でも、音楽と工場の騒音とでは、耳への影響が違う可能性があるということです。なぜそうなるのかは、まだはっきりとはわかっていません。

意外でしょうか。とはいえうるさい音はうるさく、ストレスでありますから、今後も、より快適な職場を目指していきたいということになるのでしょう。あと、ヴァイオリニストは左耳のほうが右耳よりも悪いという結果が出ていて、そうですね、左耳さんは至近距離でずっと音を聴かされていますから左耳が気の毒だが、楽器の構造的にはどうにもしようがなく、かわいそうであると申し上げるよりないでしょう。

快適な職場を目指すこと、それはあらゆる人にとっての理想であります。我が社も快適な職場を目指していきたいと思っており、実際にいまも、ちまちまとうごいています。あまり大きく変わって見えていないかもしれませんけれど、ウェブサイトの自動化、今後のスケジュール更新の自動化なんかでしょうか。限られたリソース(私一人)で、最大のパフォーマンスを。

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