日本でもNHK交響楽団への客演で知られていた、ヘルベルト・ブロムシュテット。スウェーデンのヨーテボリにある自宅で、99歳で亡くなりました。すでに日本でも報道されているのでご存じの方も少なくないと思います。世界中で報道されていますが、いくつかを簡潔にまとめました。
ローター・シャッケ(約40年間マネージャーを務めた):二人で古書店を巡った日々を回想。ブロムシュテットは古い本をとても大切に扱った。本への愛情や注意深さは、日常生活で出会う人々に対する敬意や思いやりにも通じていた。ブロムシュテットは100歳の誕生日、そしてその先まで指揮を続けたいと繰り返し話していた。
サンフランシスコ・クロニクル:1985~1995年までサンフランシスコ交響楽団の音楽監督を務め、その間、同楽団を世界的なオーケストラに発展させたと評価。
米NPR:ブロムシュテットのもとで演奏は明晰になり、緻密に統率されるようになった。しかし、その統率の強さが時として音楽の自由さを損なうという評価もかつてはあった。
ドイツMDR:ゲヴァントハウスのカペルマイスター在任中、オーケストラは明晰さと透明感を増した。ニールセンやステンハンマルなど北欧作品もレパートリーに加わった。ゲヴァントハウス総裁アンドレアス・シュルツ「ブロムシュテットは何度演奏した作品であっても、初めて取り組むかのように楽譜を読み直し、一つひとつの音を検討していた」
イギリス・ガーディアン:指揮台での控えめな身振りと、音楽そのものに奉仕する姿勢を評価。偉大な指揮者である以前に、音楽に仕える人だった。
ストックホルム・フィル:2025年11月20日と22日にブルックナーの交響曲第9番を演奏した公演は、ブロムシュテットにとって同楽団との224回目、225回目の演奏会だった。1954年の指揮デビューから70年以上の関係が続いていた。
サンフランシスコ交響楽団(1985~1995年音楽監督):人生にも、音楽づくりにも、誠実さと優しさをもたらした。誠実さ、優しさ、精神的な信念を強調。
NDRエルプフィル(1996~97年首席指揮者):「心の指揮者」ブロムシュテットの輝く笑顔が演奏会に温かさをもたらし、その音楽への献身は今も楽団のあり方に影響している。
ゲヴァントハウス管弦楽団(1998〜2005年、第19代ゲヴァントハウスカペルマイスター)偉大な指揮者であるだけでなく、大切な友人であり同僚だった。卓越した音楽性、謙虚さ、深い人間性を通じて長年にわたり楽団を形作った。
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団:長年の共演を振り返り、並外れた音楽性と深い理解に加え、人間的な温かさとユーモアをたたえる。27年6月にも共演が予定されていた。
このほか、1975~85年にはドレスデン・シュターツカペレの首席指揮者も務めていました。東ドイツでの活動はご本人の著書に詳しく書かれていますね。とても興味深く読んだ記憶があります。


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