ディアナ・ダムラウが自分のドレスを競売に。火災被害のオペラハウスを支援

ドイツ、ウルム劇場が所有する倉庫で去年火災があり、舞台衣装27000点に加え大量の小道具や大道具が焼失していたそうです。長年蓄えてきた劇場の財産があっという間に無となってしまった、という残念極まるお話ですね。衣装1着作るに150時間かかることもある、とあって、物理的な損失のみならず精神的なダメージも大きそうです。

しかもなんと原因は放火で、倉庫の隣の旧郵便施設に居着いていた住所不定の男性が、強制退去させられそうになった腹いせで火をつけたということなので、さらに残念な気持ちになります。世の中にはいろいろな人がいますが、これはどうにも防ぎようはなかったのかもしれない、という思いだけでなく、いや、うまくやれば防げたのかも、という思いも必ずセットであるはずで、悪いのは放火した人物なのに、被害を受けた方が罪悪感も持ちかねないというなんともいやなパターン。とてももやもやする。

とはいえ劇場は復興を目指してうごいていて、その第一歩として、寄付金30万ユーロチャレンジをしていて、既に22万5000ユーロが集まっているのだそうです。地元の、あるいはドイツ国内のオペラファンによる支援は力強そうです。そこに加えて、独出身の名ソプラノ歌手ディアナ・ダムラウが自分のドレスをオークションにかけることにしたというお話で、これは本人が劇場に電話をしてきて申し出たとあり、劇場側も、最初はいたずら電話かと思ったとあります。

ダムラウのドレスがオークションにかけられたとして、そんな莫大な売上になるわけではないとは思いますが、その気持ちが人に連鎖していく、そういうことですね。人に刺さる。悪い意味ではなくいい意味で、それこそが大切なことで、小さなことあれ、そういう気持ちが大事なのだ。

人になにかひどいしうちを受けるとどうしても身構えてしまう。善意を疑ってしまいます。人を信じるというのはなかなか簡単なことでもないですね。話はずれますが、オオカミ少年のようになってはいけない、と私は自分を戒め、また子どもたちにも繰り返し申しているつもりです。まっとうな大人に育って欲しいし、自分もまたまっとうでなければならず、立っていると思うのであれば倒れることがないように気をつけなければならないと思っています。関係ない話おわり。

ダムラウの申し出を受け劇場では10月29日に復興のためのチャリティー・ガラコンサートの開催を決定!その時にドレスもオークションに。もちろんダムラウも出演しますしチケットは完売している。競売による売上もすべて、倉庫再建のため用いられるそうです。よりよい未来のコレクションのために!

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