ジョルディ・サヴァール、あらたなストリーミングプラットフォームを立ち上げへ

来年、サヴァールは日本に帰ってきます。6月に、ル・コンセール・デ・ナシオンを率いて。楽しみにお待ちください。

ジョルディ・サヴァールが新しいストリーミングプラットフォーム「AEVUM」を立ち上げるというニュースです。読み方はアエヴム、ラテン語で「時代、永遠・長い時間」といった意味を持ちます。ラテン語分かる方ならニヤリと笑う、そういう感じですか。実際の稼働は来年の末から2028年初頭を想定。ストリーミングというとSpotifyなどがまず思い浮かぶわけですが、それらに挑みかかるという感じになります。

なぜ、新しいプラットフォームなのか。まず根底にあるのが、これまでのプラットフォームの場合、ポップスやロックなどと同じ形で、1回再生、などと回数でアーティスト側への報酬が決められているが、それだと1曲に45分とか1時間、あるいはオペラでは数時間(ジョン・ケージのアレ、《Organ²/ASLSP》に至っては、ドイツで639年かけて演奏するプロジェクトまで進行中だ!!)かかるので、楽章ごとにカウントしてもらったとしても、それでもカウント数が伸びず不利である、というところ。

すでにこの考え方は別のプラットフォームでも存在しているのですが、それを自分たちのプラットフォームでも実現し、より透明性の高く、より適切な報酬体系を実現する、ということだそうです。45分きいたら、その分の、回数ではなく、分数で、計算して支払われるということです。

1998年にALIA VOXという自らのレーベルを立ち上げ、そこで数々の録音をリリースしてきたサヴァールですが、近年のプラットフォームからの収益は激減しているようで、それに対する危機感のようなものもあるとのこと。

このプラットフォームの立ち上げには、今年受賞したエルンスト・フォン・ジーメンス賞の賞金25万ユーロも用いられるとのことで、サヴァールは本気だ!かなり本気でコミットして言っています。

参加する人たちには独占契約を求めることはなく、30万以上のアルバム、400万近くの楽曲を収録したカタログを構築するよていとあります。

どうもAIも活用するとありますけれど、いずれにせよ、詳細を待ちたいところです。老いてなおますます盛ん、サヴァールの来年の来日も楽しみにお待ちください。

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