レオナルド・ダ・ヴィンチのスケッチから作られたヴィオラ・オルガニスタ

すでにこの楽器はだいぶ前に完成していたようなのですが、今日うだうだとネットをみていて初めて知りましたこういう楽器があるのですね。ヴィオラ・オルガニスタ。

ポーランドの楽器製作家ズブジツキさんが、レオナルド・ダ・ヴィンチが500年以上前に書いたスケッチをもとに4年かけて楽器を作ってしまったというものです。とはいえ史上初ではなく先行事例もある模様ですが、いやーすごいですね。ダ・ヴィンチは羽ばたき式飛行機とかのスケッチみたいなのも書いていることは知っていましたが。これは知りませんでした。羽ばたきは飛べるのかどうかわかりませんが、この楽器は鳴る。とてもよく鳴る。

ヴィオラ・オルガニスタという名前で、ヴィオラというのは当時の擦弦楽器の総称的な感じで、オルガニスタというのは鍵盤で演奏する仕組みを指す、ということのようです。見た目はピアノとかチェンバロ風の外観に、お琴がいくつか入っている、そういう風にも見える感じの楽器。

鍵盤楽器なのにオルガンのように音が持続する、とあって、これはどうやって実現するのかというと、お琴のような部分にあわせて円形の弓的な装置がくるくる回転して、鍵盤をおすとその弓に弦があたって音が出る。はてなマークが浮かんだかもしれませんがまずは考えてみてください。こすれて、音が出ます。

回転はどうやって実現するかというと、ペダルですね。足もとにあるペダルはピアノとは違ってダンパーとかウナコルダではなく、くるくると車輪を回転させるためにある。動画をみれば足元もうつっているが、とても動きは小さく、なるべき省エネで回せるように設計されているのだと思います。

実際にコンサートもおやりになっていて、けっこうな数のお客様が来ておられるようなのは面白いですね。明日とあさって、イタリアでレクチャーとコンサートがあるようですが、これの告知を私は目にしたわけです。レクチャーでは、構造はどうなっているのか、どう苦労して作ったかみたいな話が聴けるのではないかと思います。なおスケッチには寸法など細かな事は書かれておらず内部の機構はすべて自分で考えなければならなかったそうです。

ダヴィンチの創造力の一端にも触れることができますし、それを実現してしまった方の熱意にも、すごいな!と思わせられます。熱意こそが人を先へと突き進める原動力ですね。

そういうわけで今夜は弊社的には浜離宮朝日ホール、明日はハレ・ルンデです。ルンデのプログラムはとても面白くて、弦楽四重奏の「名場面集」。これは滅多にないプロですね。名古屋の皆様はぜひ明日はルンデへ!(関東の皆様は浜離宮朝日ホールへ)

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