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シカゴ交響楽団で60年間首席を務めた伝説的トロンボーン奏者ジェイ・フリードマン(86歳)が来月退団へ
アメリカでは長くオーケストラ奏者を務める人がぽつぽついて、80代でも金管楽器を現役で吹き続けるとか尋常じゃない話だなと思いますが、すんげえ長いこと在籍している人もいるっていうのはいろいろな意味ですごいことだなとも思います。 なんとなればこの... -
音楽家と依存症の問題
クラシック音楽における中毒の隠れた闘い、という記事がヴァイオリン・チャンネルに出ていました。 私が音大にいた頃、教員や学生の喫煙は当然のようなもので、学生ホールと呼ばれる場所はモクモクしていて、ゲーゲゲ、と思ったものでした。レッスン室は禁... -
ダルムシュタットで「ジェノサイドを止めろ」→演奏中止
ダルムシュタットなどというマニアックな言葉に反応するのはきっと音楽大学で「現代音楽史」とかそういう授業を受けた人だけだと思うんですよ。国民の大多数が、むっ、ダルムシュタット、ブーレーズ、ベリオ、シュトックハウゼンなどが前衛音楽とは何かを... -
集客に苦しむメトロポリタン歌劇場の3つの新たなる取り組み
集客に苦しむ、とか書くと良くないのでしょうか。しかし巨額の寄付金詐欺(もらえるはずがもらえなかった)という不幸な話もあったりなんかして、また基金に手を着けざるをえなかったわけですが、まあ、それは集客とは別の話なわけですが、しかし世の中は... -
インド唯一のプロオケ、インド交響楽団の首席指揮者にマーティン・ブラビンスが就任、2026年1月から
インドの音楽は豊かなのに、どうして西洋のオーケストラが?いや、そんなことを言ったらなんで日本や韓国に西洋のオーケストラが?とかそういう議題に進んでいってですね、なかなか自分たちの首がしまるというか、ゲバゲバな感じになるんで、そのへんはあ... -
バイロイト音楽祭2026は演出にAIを導入
バイロイト音楽祭はどこへ行くのか。その行き着くところはどこか!!それは神のみぞ知る!!売れ行きが鈍化している!今年もまだチケットはのこっている!!!!完売神話はどこへ。 そんなぁ。 だからこそ?やってみなはれの精神がここに息づいている。の... -
ヴェルビエ音楽祭、来年1月に中国へ。10日間で25以上のイベントを開催。
いやータイトルを見て、いやー、と思われましたか。そう、これは「いやー案件」ですね。 この「いやー」にどういう気持ちがこもっているかというと、くっそう、うらやましい、だいじょうぶか、こんちくしょう、いいのか、など、ですね。つまり悲喜こもごも... -
バレンボイム、ふたたび指揮台へ(2週間で6公演)
今年、パーキンソン病を患っていることを公表したバレンボイム、最近の写真を見ていても、弱々しさが目立っているようで、もうさすがにピアノを弾くことも指揮台に立つことも難しいのだろうなと思っていたのですが、なんと今月、ウェスト=イースタン・デ... -
ブラームスにまつわる1万点を超す膨大な資料がデジタル化されオンラインで無料公開中(リューベック音楽大学)
ブラームス好きがよだれをダラダラと垂らす風景が目に浮かぶようだ。そう、どら焼きを目にしたドラえもんのようになっ!! ブラームス・ポータルと名付けられた、リューベック音楽大学が仕掛ける!ブラームスに関する資料をドバドバと1万点以上デジタル化... -
ロイヤル・オペラは新制作の《トスカ》をイスラエル・オペラに貸し出さない
イギリスのロイヤル・オペラは、来年イスラエル・オペラに新制作の《トスカ》のプロダクションをレンタルすることになっていた。つまり舞台装置、小道具、衣装を貸し出すことになっていた。なしてそげんことが?これはまあ要するにお互いにとってセーブマ... -
メトロポリタン歌劇場のシャンデリア“スプートニク”清掃中
夏のオペラオフシーズンはすることがなくてこまっちゃうね。ニュースにも事欠いて、ますます困っちゃうね(弊ブログ的にっていう感じ?)。 そんなときこそ、のどか系のニュースで微笑しようぞ。微笑。爆笑せんでええから、微笑んで。ほほえみの国っていう... -
ニセの億万長者からメトロポリタン歌劇場への不正な1500万ドルもの寄付が阻止された話
メトロポリタン歌劇場にまつわるごたごた。というか、お金のトラブル!メトロポリタン歌劇場はマシュー・クリストファー・ピエトラスという人物から1500万ドルの寄付金を受ける事になっていたそうです。それが歌劇場から発表されたのは今年の3月31日。しか...