イム・ユンチャン、手を捻挫しヨーロッパ5公演をキャンセル

音楽家というもの、スポーツではないとはいうものの、身体を使う職業であり、しかも繊細さから強靱さまでをカバーしなければならぬ。大変な仕事なんですよ。

私もかたかたと毎日キーボードに向かい駄文を書いてみたり、くだらぬ駄洒落つきのメールを書いたりしているわけですが、ばばばばーっと打っていると親指が痛くなったり、手首が痛くなったりすることもあるよ。私でさえそうなんだから、ピアニストの手にかかる負担はそうとうなものであろう。

かつてスクリャービンは、リストの《ドン・ジョヴァンニの回想》を練習しすぎて手を痛めたことがあったよ。そのおかげで左手のための素晴らしい小品が書かれたわけだ。あの曲大好きなんで、関係ないけどスポティファイ貼っておきますね。

コメント

コメントする