ウィーン国立歌劇場の新しいコンサートマスターをご紹介します。

音楽の都ウィーン。そこには伝統と歴史を誇る世界屈指のオペラハウスがあり、その歌劇場を母体とする世界屈指のオーケストラがある。そう、ウィーン国立歌劇場そしてウィーン・フィル。

「ウィーン国立歌劇場に新しいコンサートマスターが入った、しかも25歳で、しかもイスラエル出身のアラブ系、イスラム教徒である」という驚きのニュースを目にしたのは昨年の10月の終わりの頃のことであった。ニュースを見たとき、そのヴァイオリニストはロンドンの大手音楽事務所インターミュジカ(ここにはガーディナーやユジャ・ワン、カヴァコスなどが所属している、と書けば十分だろう)にすでに所属していた。

私はニュースを目にして即座にその事務所にメールをした。「彼を日本に呼べないだろうか」。

詳細は略すがいろいろあんなことやこんなことがあったりなかったりあったりなかったりして、、、、そこに人がいないのに扉があいたりひらいたりあいたりひらいたりして・・・数ヶ月の時が経過した。なんと!!そのヴァイオリニストを、オフィス山根でお呼びできることになったのである。ビッグウェーブだ!!ガガーン!!

急遽決定した日本デビュー・リサイタルは今年の11月22日水曜日19時、東京の浜離宮朝日ホールにて。詳細は以下から確認してほしい。

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ウィーン国立歌劇場の新しいコンサートマスター、ヤメン・サーディ。ことしで26歳。コンサートマスター就任時は25歳だったということで、恐ろしい若さだ!将来を大きく期待されての大抜擢である。とはいえすでに経験は豊富だ。なぜならバレンボイム率いるウェスト=イースタン・ディヴァン管弦楽団のコンサートマスターとしてなんと17歳の頃から活躍していたからである。「生まれついてのコンサートマスター」と言うのは言い過ぎだろうか!

さて、だ。

ウィーン国立歌劇場のコンサートマスターである、ということはどういうことかというと、このあとウィーン・フィルのコンサートマスターに正式に就任する日が遠くなく来るかもしれない、ということだ。サーディはウィーン・フィルのコンサートにもコンサートマスターとして出演しており、期待はいやが上にも高まる。

ウィーンの音楽界の、いや、世界の音楽界におけるアイコン、象徴の一人として活躍していくことがが大いに期待される大型新星ヴァイオリニストの日本デビュー・リサイタルは、今年の11月22日水曜日午後7時。このデビューに立ち会えるのは日本広しといえど僅かに500名あまりのみ。

一般発売は7月8日土曜日。朝日ホール・チケットセンターおよびチケットぴあにて。それぞれ先行発売も計画されているので、このあとこまめにチェックしていい席をゲットしていただきたい。

このデビュー・リサイタル、絶対にお見逃しなく。

コメント

コメント一覧 (3件)

  • 山根さんがおっしゃるから期待してましたら、武蔵野公演! その日は祝日ですがなんと夜公演、マチネのベルリンフィル見てから行ける! そして無事購入できました。 いろいろな意味で考えてくださったのだと思い込みます、贅沢な一日になりそうです、ありがとうございます!!

  • ウィーン国立歌劇場の新しいコンサートマスターの日本デビュー、すんばらしい、さすが目利きの山根さん、見たい!
    そこでスケジュール見たら、11月22日はゲヴァントハウス管のトリスタンとブル9という必殺プロの日ではないですか!? こっちのチケット買ってました・・・・
    そこで、山根さんお得意の武蔵野とかフィリアとかの良い小ホールでもう一つぐらいやってもらうことは興行的にできないですかねぇ?
    でもこの週はそこまではベルリンとかフェドセーエフ祭りとかモルゴーアとかノット東響とか井上読響とかサラステN響が続くオーケストラ・ウイークなので、そんなの考えていられない、というところなのでしょうね。

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