メトロポリタン歌劇場のコジ・ファン・トゥッテでは蛇もオーディションする

蛇役なんてあったかなと思いましたけれど、演出の理由で蛇と蛇使いが登場することになっているそうです。なあんだ。

いや、なあんだでは済まされない。

蛇がどうしてオペラハウスの舞台に出るのか、それは設定が原作のナポリから1950年代の遊園地へと変更されていて、様々な大道芸人的なパフォーマーが出てくる、ということになっているから。このプロダクションは2018年初演だそうで、すでに何度目かの再演ということになっております。

で、面白いのは蛇もオーディションをして選んだという点かなと。今回蛇使いとして登場するのはゾー・ジーグフェルドで、本物の蛇使い芸人の方です。日に8回ショーをやったこともあるとか。オーディションの模様はAPに動画がケイされているので、蛇が大丈夫な方はこちらからどうぞ。

このプロダクションでは2018年の時から彼女がずっと演じているそうです。確かに蛇使いなんていう役ができる人はめちゃくちゃ限られそうですし、同じ人が何度も抜擢されても不思議ではありませんね。では肝心の蛇さんのほうはどうか。そもそも蛇が何年生きるのかはわかりませんし、どんだけ安全なのかもわかりませんけれど、なんいせよ安全安心であることが最重要なので、公演中に噛まれたとかいうことになると大惨事。お客様もトラウマ級の事故になります。ご安全に。ご安全に。ひたすら慎重に選ばれなければならないのだろうということは簡単に想像がつくところです。

人間に慣れているか、舞台上で落ち着いていられるか(そんなのが“オーディション”で判るんでしょうか)、色、大きさ、舞台映え度も審査され(この子はいいんだけどちょっと顔が大きい、とかそういうことでしょうか。ルッキズムド直球だがいいんでしょうか・・・・・・)、黄色っぽくて桃色っぽくもある大型のボアコンストリクター種、プリンセスちゃんが合格!!

そして・・・万が一プリンセスが病気などで出られなくなった場合のカバーキャストとして茶色の、少し小さなナラが採用!

代役まで用意するとか実に周到。正しすぎて微笑してしまいます。出演なかったらギャラないけどごめんやで。

そういうわけでメトのコジは10月3日から!プリンセス(もしくはナラ)がみたいあなたはぜひメトへどうぞ。日本ではMETライブビューイングで11月20日から上映されるようです(全国21の映画館で上映)。

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