ゲヴァントハウス管弦楽団は巨大な組織です。ウィーン・フィルなどと同じような感じで、オペラでも演奏するからです。あまり知られていないかもしれませんけれど、ゲヴァントハウス管弦楽団は世界最大級のオーケストラなのです。ゆえに、トロンボーンセクションにも3人の首席奏者がいる。
その3人の首席のポジションの一つを、ウクライナ出身の25歳ポリーナ・タラセンコがゲッツ。つまり2025年8月からの試用期間を無事に終え正式に就任。ゲヴァントハウスの公式投稿はこちら↓
これは端的にいって素晴らしいニュースではないですか。世界を見渡しますと、首席トロンボーンを務める女性、もちろんおられますが、ゲヴァントハウスクラスの、いわゆる世界トップレベルのオーケストラでの首席トロンボーンの例はまだあまりないはずです。
ドイツではかつて1980年にブラインド・オーディションで合格し入団したアビー・コナントがミュンヘン・フィルで大バトルの末に首席のポジションを守ったというケースもありますけれど(女性であることを知ったチェリビダッケが2番へ降格させようとしたという話。実際に2番に降格させられ、裁判にまで発展→勝訴→首席復帰。これはいまでは認められない差別ですね)、それ以来のビッグニュースではないかなと。
時代は変わっていく。ポリーナ・タラセンコが日本でも見事なスライドを見せてくれる日は遠くないでしょう。
ちなみにもっと驚くべきことに彼女以外にも2人、合計3名が同時にトロンボーンセクションに正式採用されていて、アンガス・バット(2番および3番トロンボーン)、ヤン・クロイッセ(首席バストロンボーン)。バストロも首席が決まっている!
充実のゲヴァントハウスは、ますます見事なトロンボーンサウンドを響かせることでありましょう。ビバ!!


コメント
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ベルリンフィルの清水さんの話もありますね。