ベルギーのリエージュという町は大ヴァイオリニストで作曲家イザイを生んだ町です。イザイというのはYsaÿeと書きまして、ワイの上についたちょんちょんが魅力的。
フランス語のちょんちょん、トレマは素敵なマークですね。チェコ語とかについてる○と同じぐらい好き。
ベルギーのリエージュで開催されてきたイザイ国際コンクール、今年のファイナルは今日明日と韓国のイチョン市(利川市)で開催されるそうです(一次と二次はベルギーで1~2月に開催)。まじか。これは一回限りのことではなく、来年も韓国で、そして2028年からは、ベルギーと韓国を行き来する、ということとなるようです。
コンクールというもの、地域の文化振興、とか町おこし的な意味合いも多分にあって、その地、その場で固定して行われることがほとんどですね。ドミンゴのオペラリアみたいに各地を転々とする奇特な世界トップのコンクールもありますけれど、あれは「ドミンゴ」という超絶強いブランドでやっているから、場所はどこでも大丈夫ということなのだろうと思います。
イザイという名前を冠したコンクールはその昔にもあって、エリザベート国際コンクールの前身を指すのですが、長く空欄になっていた。そこで、リエージュの町おこしの意味あいもあるかとは思うのですが、やろうぜ!やろうか。と始まったのが2018年のことですから、かなり新しいコンクール。その意味でも、発想は自由に出来るのかもしれない。これがエリザベート国際コンクールだったら、移転しますわ、とはなかなかならないでしょう。
なぜ韓国なのか。ヨーロッパで衰退しているクラシック音楽の未来がアジアにあるからである、ということが語られていて、音楽院も支部を中国とかに出している時代でもありますから、コンクールがアジアで開催されてもなんの不思議もなかろうということでしょう。
日本じゃないのはなんでや、ということですが、日本はなかなかこういうことにかけるお金がないなあということになるのかもしれません。場所もないかもしれません。小さなスペースとかはたくさんありますし、そういう場所は今後も増えていくのではないかとも思いますけれど、オーケストラと一緒にやるとかそういう規模のホールとかはなかなか増えず、むしろ休館問題とかで利用可能な場所は減っている。利用したい人は増えている。ホールは争奪戦である、そういう状況でもありますから、そう簡単にはいかないでしょう。
とか出来ない理由をあげているようではダメで「やるんだよ!」そういうガッツのある人が出てきて、その人が牽引して物事は成し遂げられるのです。韓国のこの例もそういうことなのかもしれず、うまく行けば今後もしかすると他のコンクールもアジアでの開催を考える、そういう時代がやってきているのかもしれません。


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