イーサン・ホークの映画でも著名なシーモア・バーンスタイン死去99歳

先日はルース・スレチェンスカが101歳で亡くなりましたが、同じくピアニストだったシーモア・バーンスタインが99歳でお亡くなりになりました。シーモア・バーンスタインは1977年に引退していて、その後ほとんど人前で演奏をしなかったので、実演に触れたという方はほとんど居られないのではないかと思います。

再び脚光を浴びたのはイーサン・ホークが映画にしたから。私は未見なのですが、「シーモアさんと、大人のための人生入門」という邦題で日本でも上演されたので、そちらを通じてご存じの方はおられるでしょう。その当時89歳。すでに大変なご高齢だったわけですけれども、そのあとさらに10年近く生きた。

1977年に50歳で引退。舞台にたつことの恐怖心から。また音楽の商業主義的な側面がいやで。引退後は教える事などに徹した。ニューヨークで最も人気のあるピアノ教師として知られたのですが、いわゆるトップ音楽家を育てるのではなく、ピアノを通じて人生を教える、そういう方向の教師だったようですね。ギリギリとストイックにピアノに向き合うのではない(とはいえ妥協は許されなかったようですが)方向性。人はどう生きるべきなのか。本

それにしても若い頃に師事した人物がまたすごくてですね、ブライロフスキー、カーゾン、ナディア・ブーランジェ、エネスクに学んだというのです。こういう世代の人たちと交流があったというのはシンプルにうらやましいなと思いますし、実際ご自身の心の中に糧として残り、出会いや会話を反芻できる、それを人へ伝えるというのは素晴らしいことだったのに違いないと思います。

私も日々様々な方と出会い、話をさせていただいているということに感謝しなければならないな、と、感慨に耽っていたところ、猫の排泄物とそのかほりで現実に引き戻されました。いとくさし。現実と夢とを行き来する、それが人生。あと次男ちゃんなら先ほど「そこにあったよ!」とかなり明確な寝言を発しておられて、現実と自由に行き来をしているな!と思ったのでした。

人生は長く短い。ゴールデン・ウィークもあっという間に終わるのでしょう。さあ、今日も有意義に一日をそれいち、に、さん。

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