ウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートはもっともチケットが取れないことで知られるコンサートの一つですね。私もいつかは一度体験してみたいものだと思いますけれど、いまのところその機会はないです。
ほとんどの人がご存じないことと思いますけれど、このニューイヤー・コンサートにはプレビューコンサートとジルヴェスターコンサートとがあって、12月30日と31日にも同じ内容で演奏が行われるのです。つまり1月1日の本番に向けて前日と前々日にもコンサートを行うことで精度を上げていく!そういう類いのものです。
そのため、というよりも、そもそもみんな1月1日に行きたいわけだから、ちっ、しゃーねーな12月31日で我慢するか、という方と、ちっ、しゃーねーな、12月30日で我慢するか、という方々のおかげで成り立っているのである!!そのうち、ちっ、しゃーねーな、、、、1月2日か、、、364日前のプレビューコンサートだが我慢するか、という現象が発生しているに違いない。これは私が確信を持って言えることだ!(冗談ですので本気になさらぬよう)
毎年同じようなワルツやポルカが演奏されるのはつまらぬ、ということで、最近ではちょっとした異物というか、これまでにはなかったような音楽も演奏されるようになっておりまして、ブルックナーであるとかね。で、今年のウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートで演奏された特別な音楽というのが、アメリカの黒人女性、フローレンス・プライスのレインボー・ワルツという作品です。もともとはピアノ曲だったところ、オーケストラ用にアレンジされているのだが、これが全く別物ではないか、という指摘があり、これについてネゼ=セガンはあいまいな発言をしたが、許しがたいとする人たちが怒りを表明しているという話なのだそうです。
なるほどそんな話があったのか知らなかったです。でももともとはピアノ曲でしょう?それをウィンナ・ワルツ風にアレンジをしたということでしょう?そう思いながら両曲を比べてみてください。
こっちが原曲で
こっちがウィーンフィルの演奏したもの
これについて、偽造である、ニセモノである、と怒るのか、もしくは、これによってフローレンス・プライスの名前が知られることになったのであれば、それも致し方なし、ないよりいいじゃない?とするのか、それは判断が分かれるところでしょうか、それともあまりにもやっぱ違い過ぎね?ということになりますでしょうか。


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