クロアチアの海から16世紀のトランペットが発見される

Photo: Facebook / International Centre for Underwater Archaeology in Zadar

1500年代のトランペットとは何ぞ。夢がもりもりしますね。

クロアチアの海の中で見つかった難破船を、クロアチアの国際水中考古学研究所の主導で調査していたところ、赤いボウルの破片、銀の陶器の破片などさまざまな貴重な資料に加え、世界でも稀な、当時のトランペットが見つかり、ざわついたというお話です。ニュースはこのあたりとかからご覧下さい。

実際に見つけた研究グループのFacebookはこれ↓うえの画像もこちらのものです。

この船は、どこの国の船かは不明だがたぶんオランダの船ではないかとみられていて、見つかった積み荷から判断するにライデン(オランダ)、ヴェネツィア(イタリア)、コンスタンティノープル(トルコ)の間を航海している最中に嵐で沈没したのではないかと考えられるそうです。

発見されたトランペットはブロンズ製で、その一つには「LVGDVNY BATAVORVM」という文字が書かれていて、これはオランダの都市ライデンのラテン語名なのだとか。見つかった部品の数から判断するとトランペットは10本以上あったことが推測されるそうです(すべてライデン製という情報と、ライデンおよびフランスのストラスブール製という情報とがあります。どっちにしてもすごいことだ)。

10本か、なかなかやん、とか普通の感覚では思いますけど、どうやらこれ、めちゃくちゃすごいことらしい。どんだけすごいのかというと、「世界中の博物館を探しても16世紀のトランペットは合計10本にも満たない」そうなので(本当か)、世界の数を超えてくるミラクル大技が決まったということになります!!ああっ!!技ありぃぃいいいい!いや一本、一本だっ!!!(10本です)

しかもライデン製のトランペットはこれまで一つも見つかっていなかったので、そういう意味でも驚きの事実なのだそうです。デジタルで修復を試みるそうですが、どういう色や形をしていたのか、はたまたどういう音がしたのか、気になることこの上ないですなあ。

ちょっと見てみたい。クロアチア、あこがれのアドリア海に行くいい理由が出来たなあ(とはいえこの先しばらくは一般に公開されることはないかもしれないけれど)。

コメント

コメントする