2023年7月– date –
-
ウクライナ国境で1730年製ストラドが発見、押収
ウクライナとモルドバの国境で事件だ。国境警備隊が定期運行バスの車内で謎のバッグを発見。開けてみるとそこには立派なラベルが内側につけられた楽器が入っていた。ラベルになんて書いてあったと思う?「Antonius Stradivarius Cremonenus... Faciebat An... -
超高級弦楽器オークションハウス「タリシオ」の売り上げ爆上げ中
「レアもの」という言葉の魔力はとてつもないものでしょう。特にあなたがお金を持っているのであればその誘惑はどんどん増していく。そりゃあ400円のワインか400万円のワインかと言われたら400万のワインの方が飲みたいよね。本音としては(誰です、興味な... -
【マニアな方向けのニュース】ハイペリオンが昨日からストリーミングサービスを開始
マニアックな方々向けの話題でごめん。ハイペリオンHyperionっていうイギリスの録音レーベルがあります。地味なカバーのCDを作り続けていてっていうと失礼なんですけれど、よく言えば頑固一徹、はやり廃りには乗らず我が道を行く系の、確固たる信念を持っ... -
ビザの書類がPDFで受け取れるようになった話
昨日は略して「入管」と呼ばれる東京出入国在留管理局へ久しぶりにGOしてきました。品川駅からバスで7分。サヴァール様ご一行様のビザの申請のためです。ばちくそに暑くて、うだるような、あるいはブーンと空気がうなるような暑さが全身を包みましたね。電... -
楽章間に拍手をするのはいけないことなのか
定期的に話題になることです。 クラシック音楽において、楽章間の拍手は許されるのかどうか。いや、そもそも許す許さないという言葉を使うことが間違っているように思うのですが、クラシック音楽には「楽章間では拍手をするべからず」という暗黙のルールみ... -
バイロイト音楽祭の悩み。メガネが足らん。
バイロイト音楽祭が幕を開けたようです。伝聞推定なのは、実際に自分が行ったわけではないから。今日もアームチェア探偵、いや、こたつ記事であります。 「こたつ記事」っていう言葉、古いからそろそろアップデートしないといけないね。そもそも自宅にこた... -
リストが1847年に演奏したオデーサの歴史的ピアノ、空爆で被害
オデーサにが空爆を受け、大聖堂など様々な建物が被害を受けたという痛ましいニュースを目にしていましたが、「科学者の家」という1832年建築の建物も被害をうけたようです。そこにはピアノの歴史における偉人中の偉人、フランツ・リストが1847年に演奏し... -
韓国人の名前はどうやって読めばいいのか問題
シドニー国際コンクール2023の結果が出ました。韓国人が優勝です。おめでとうおめでとう。お名前はJeonghwan Kim。ふむ。もう一回書きますね。Jeonghwan Kimです。あなた、読める?わたし読めない。キムは読めます。でもJeonghwanが読めない。 Jeonghwan K... -
アルゲリッチはいまどこに、ブエノスアイレスに。
現役世界最高のピアニストは誰だ。マルタ・アルゲリッチだ。異論は許さない。 80歳を過ぎてなおアグレッシブな活動を続けるマルタ大先生の事はみんな大好きだ。アルゲリッチを認めないなどという人は単に性格がひねくれているか、もしくは性格がひねくれて... -
9月から11月まで、東大和ハミングホールで講座を開催します
前回の講座が大好評!につき、おかわり(再度のご依頼)をいただきました。再来月、つまり2023年の9月から11月までの金曜日の午後、東大和ハミングホールにて全6回の講座をふたたび開催させていただきます。今回はクラシック音楽の名曲の誕生の裏側にいた... -
ベートーヴェンの頭蓋骨の破片がウィーンへ帰還
ベートーヴェンの頭蓋骨って、旅に出てたんですって。知らなかったです。そんなこともあるんだね。あるんだなあ。 ハイドンの頭蓋骨については死亡後わりとすぐ墓から盗まれて人から人へ、150年ぐらいさまよってようやく身体のもとへ帰還、という逸話があ... -
爆裂に高い航空券代に悶絶。エコノミー1枚29万円から。
ヨーロッパに行こうとしています、来月。久しぶりです。私がブリュッセルに住んでいたのは2003-2006の3年間。その後しばらくずっとご無沙汰して2013年に最愛の妻とフランスとイタリアに行ったのが最後で、今回実現すると10年ちょっとぶりということになり...