ユジャ・ワン、マーラー室内管のアーティスティック・パートナーに

ピアニストには2種類いる。指揮者を目指すピアニストとそうでないピアニストだ。

本当か。本当です。たぶん。

適当ですね?適当です。

指揮者を目指したピアニストといえばたとえばアシュケナージ、例えばバレンボイム、例えばプレヴィンとかですか。指揮者を目指すピアニストはどちらかというと人数としては多くなくて、やや特殊な例、といえるのかもしれません。勝手にそう思っています。

それからこれも勝手な決めつけのようですがピアニストとして著名だったがピアノは完全にやめて大指揮者に、となった人もあまりいないようで、むしろピアニストとして活動しながら指揮もやる、という人が多いように思いますね。

そこに、いやあ、意外な名前が出てきた、という感じであります。ユジャ・ワンがマーラー室内管のアーティスティック・パートナーに。このオーケストラは内田光子やアンスネスといったピアニストも同じタイトルを持ち弾き振りをしてきた、弾き振りピアニストに優しいベルリンの名門であります(すばらしいオーケストラです)。ユジャ・ワンもすでにこのオーケストラを弾き振りしたツアーに出てますから、すでに土壌はあるわけです。

NEW ARTISTIC PARTNER: YUJA WANG – Mahler Chamber Orchestra
https://mahlerchamber.com/news/new-artistic-partner-yuja-wang

現在お付き合いされているお相手がお相手なだけに(クラウス・マケラという「超天才」と呼ばれる若きフィンランド指揮者)、やってみたら、やってみようかな、そういう会話があったかもしれず、あるいはもしかすると個人的に「指揮とは何か」という会話を二人でしているかもしれず、だとすると、でなくてもなかなかに興味深いことではないですか。

今後指揮者ユジャ・ワンがどう展開していくのか、楽しみだ。そうだ、わくわくが人生には必要だ!

マーラー室内管のニュースを読むと、来年2024年1月に最初のツアーがあり、ヤナーチェク、ストラヴィンスキー、ガーシュウィンが採り上げられると書いてあって、いわゆるマイナーなレパートリーをやるみたいではないか。これはきっと面白い。ヤナーチェクってまさか《コンチェルティーノ》をやるんかい?

あとコンサート全部指揮するんですかね。もしかすると協奏曲作品だけかもしれませんね。本当はあの超絶ハイヒールで指揮する姿も見てみたいなと思うわけですが、それは高望みが過ぎるであろうか。やがてニューヨーク・フィルの音楽監督、ユジャ・ワンとかいうことになったらすんげえことですわ。

ただ、お父さん心配や。お得意のピンヒールでの指揮はさすがにバランス取りづらいし、長く立っていると足が痛くなると思うんですよね。考えただけでこっちも痛くなってくる。あ、そうか、座って指揮すればええんか!(解決)

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